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自民党どんなもん

永田町・予算委員会混乱:日歯連盟は情報集&日歯会員「今の自民党はダメ」の声も

 

2月29日、岸田文雄首相が政倫審出席という、総理大臣としては、初めてのケースで注目された政治倫理審査会の二日目が予定されていた。午前中の西村康稔前経産大臣、松野博一前内閣官房長官が出席して、与野党からの質問に対応した。すでにマスコミで報道されている疑問・確認がされたが、特段ニュースになる発言はなかった。ここで関心を集めたのが。故安倍晋三元総理大臣が「キックバックは、透明性が悪いので、廃止しよう」との発言で、中止になる方向になったが、若手などの議員から「キックバックは維持してほしい」旨の意見があり、継続に至ったという現実だけが残ったが、誰一人として復活を示唆した発言者を“知らない”ということで終始した。 安倍総理が亡くなった後の、清話会は、塩谷、西村、松野、高木、世耕の5人集団体制で進むなかで、5人衆ではないが、「キックバック」について、下村博文元政調会長と西村前大臣の発言ニュアンスが微妙に違・疑問を感じた質問議員がいた。「キックバックにつながり、どちらかがウソを言っている可能性がある。明らかにしたい」とも付言した場面もあった。 ところが、衆院予算委員会が、小野寺五典委員長への解任案提出により本会議での採決が優先されることで、一時中断され、午後は衆院本会議が舞台になり、賛否を問う場になり、提案者である山井議員は、通常の80時間より少なくなる審議時間カットし、“強硬採決する”との状況を察し、提案したという。理由は、長広舌であり、パフォーマンスとの批判をされながら延々と続け、「能登半島地震災害、少子化対策、賃上げ対策など幅広い分野に予算が関係しており、少しでも議論を進めたいが、できなくなる」と主張。 また、キックバック事件について、「この問題は、かつての金丸事件のように、国税が動き出すという新た展開もあり得えます。まだ終わりではないです」と強調。一方、橋本岳同委員は、解任案反対意見を経て、賛成多数で否決された。こうした経緯を受けて、17時過ぎからは、再度政倫審で、塩谷、高木の両議員への質疑応答が続けられたが、新しい事実・発言もなく、「キックバック」「不記載」「安倍首相のキックバック廃止発言」など、以降の経緯は“知らない”“会計処理は不明”を繰り返すだけであった。さらに、夜中23時過ぎに、衆院本会議で、“審議不十分”を理由に、鈴俊一木財務大臣の不信任案の採決が行われるなど異例であった。 補足すれば、政倫審出席議員のポイントは、“内閣の一員時は、党務には関することはなく不明である”と責任回避論の筋道論を有していた。予想外の展開になった一日であったことで、財政金融委員会、総務委員会などが散会・議論中止に至ったことは事実であり、2日にも予算委員会を開催される予定になっている。2024年度予算案成立には2日中の衆院での成立が必須されている。 ここ数日間の“国会騒動”を踏まえ、日歯会員からのオクネットにメール・携帯が続いた。「自民党はダメ、終わり」「真面目な議員もいるのに消されている」「来年は参院選挙があるが、本当に大丈夫ですかね」「今年の夏に、都知事・都議会議員選挙だが、組織は厳しい戦いを強いられるね」「小池都知事とは喧嘩したくないでしょう」「都歯連盟はどうしているの」「日歯会員は自民党に冷めているし投票しないね、それも“良しかな?”。新しい自民党に期待」「地区での役員をしているから、それでも自民党を支援するが躊躇するね。周囲の目・他人の意見を聞いて」「“もういいかな”という気持ち、診療所は息子に任せたので、後は楽をしたいよ」など、今までと違うニュアンスでもあった。こうした情勢を背景に、国政レベルでは、政倫審に出席した議員の地元は、県歯組織で情報集に追われてくるが、「後輩から先輩は何もしてないね」と言われない言動が必要であるが、選挙区事情によって大阪府、和歌山県、愛知県、東京都など、自民党支持者は、より冷めているという。日技、日衛は動けずニュースを聞くだけのようだ。なお、228日、自民党本部選対委員会会員(定数30)のベテラン会員は「解散については、年末に党内に噂があったが消滅。でも最近は腹を括ったのか“解散”のニュアンスも漂わせている」と感想を述べていた。日歯・連盟会員は、マスコミ報道を聞き流すだけだが、役員は情報収集に敏感になっている。