2024/03/16
全体での出願者数3,568名、受験者数3,117名、未受験者数451名、合格者数2,060名。全体の合格率は66.1%となった。
新卒での出願者数2,358名、受験者数1,962名、未受験者数396名、合格者数1,600名。新卒の合格率は81.5%となった。
昨年度との比較で、全体の合格率は2.6%、新卒者の合格率は4.2%上がった。既卒の合格率は2.4%下がり、2年ぶりに40%を下回った。
全体の合格率は、107回以降で最高の合格率となっている。新卒者の合格率も、105回以降で最高の合格率となっている。
合格された新歯科医師の皆様、おめでとうございます。皆様の歯科医師人生が素晴らしいものになることを心より願っております。
合格者名簿をご覧になる方は、厚生労働省のこちらのページにある「合格発表（速報）」からご確認いただけます。
各校 全体の合格率
各校 新卒の合格率
卒業試験での不合格・当日の体調不良などによる未受験者数は396名であり、約6名に1名が出願をしたが受験をしなかった。昨年比較で、未受験者数は68名減少している。
特筆事項として、新卒の未受験者数は減少傾向にあり400名を切った。
各校 既卒の合格率
既卒において、国立・公立大学の平均合格率は47.9%、私立大学の平均合格率は38.0%となった。
既卒者の合格率において、東京歯科大学は80%で、東京医科歯科大学・新潟大学・広島大学が66.7%、昭和大学が62.5%、長崎大学が60.0%となり、6校において合格率が60%を超えた。
国立・公立各校 新卒合格率の経年推移
国立・公立大学全体の平均合格率は、7.7%上がった。
また、鹿児島大学・長崎大学・大阪大学・九州大学・東北大学は過去3年に渡り、継続的に合格率を上げている。
また、鹿児島大学は昨年に引き続き、90%以上の合格率を維持している。
また、過去3年で見ると、北海道大学、岡山大学、九州大学は、平均合格率85%以上で安定している。
また、過去5年で見ると、北海道大学、岡山大学、東京医科歯科大学、鹿児島大学は平均合格率85%以上で安定している。
また、昨年と比較して、岡山大学が25.6%、徳島大学が16.7%合格率を上げている。
私立各校 新卒合格率の経年推移
私立大学全体の平均合格率は、3.3%上がっている。東京歯科大学の合格率が99.2%で、歯学部全29校でトップである。次いで、大阪歯科大学が95.8%となっている。
東京歯科大学と松本歯科大学が安定して高い合格率を維持しており、東京歯科大学の過去5年の平均合格率96.2%と過去3年の平均合格率96.4%は共に、歯学部全29校でトップである。松本歯科大学の過去5年の平均合格率91.7%、過去3年の平均合格率91.3%は共に、歯学部全29校で第2位である。
また、過去5年で見ると、大阪歯科大学、昭和大学、日本歯科大学新潟生命歯学部、日本歯科大学は平均合格率80%以上で安定している。
また、過去3年で見ると、東京歯科大学、松本歯科大学は平均合格率90%以上で安定しており、昭和大学、大阪歯科大学が平均85%以上、日本歯科大学新潟生命歯学部、日本歯科大学が平均80%以上で安定している。
日本歯科大学が過去3年連続で合格率を上げている。
また、昨年と比較して、福岡歯科大学、愛知学院大学、大阪歯科大学が合格率を15%以上上昇させている。
男女別 合格者等の推移
1年間に誕生する新人歯科医師において、女性歯科医師が占める割合は、44.7%となり、約2名に1名が女性歯科医師となっている。
男女 合格者数推移
3年間に渡り、男性合格者数は微増している。
男女別 合格率推移
昨年と比較して、男性は2.8%、女性は2.5%合格率を上げている。
例年通り、女性の方が高くなっている。
2,060名の新人歯科医師の皆様、大変おめでとうございます。皆様の歯科医師人生が素晴らしいものになることを心より願っております。