保険の銀歯はなぜいけないの!|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

保険の銀歯はなぜいけないの!

    歯学博士 貝塚 浩二    

 

はじめに

今から5年前。

 

貝塚先生は、ある医師から、このように言われました。

 

「君は確信犯だね・・・」

「わかっているのに、人を傷つけてよいのか?」

 

これまで、まじめに診療をしてきた貝塚先生が、なぜ、こんなことを言われたのか?

 

その理由はたった1つ。

 

患者さんへ、銀歯を入れ続けていることにありました。

 

貝塚先生に意見したその医師は、不定愁訴治療で、膨大な臨床経験を持つ北海道で開業している実力者です。

 

その医師は言いました。

 

「銀歯が身体に良くないのは、

 君たち歯科医師も気づいているだろう?」

「実際、銀を口腔内から撤去したあと、

 不定愁訴が改善したケースはあまりに多い」

 

「君たち歯医者が、病気を作っているのでは?」

 

貝塚先生は、このように指摘され、

頭をガツーンと殴られたような衝撃を受けたとおっしゃいます。

 

「まさか、そんなことは・・・」

「国が認めた材料を使っているわけだし・・・」

 

当時、パラジウム合金の問題は、それほど注目されていませんでした。

 

パラの詰め物が発生させる「ガルバニック電流」については、

教科書でも言及されていました。

 

ですが、それが身体に影響するかどうかは、

それほど注目されていない状態だったのです。

 

貝塚先生は、その医師に反論しました。

 

「先生のおっしゃることは、正しいかもしれない」「でも、銀歯をやらないと経営が成り立たない」

 

 

たしかに、貝塚先生の言うとおりです。

 

多くの患者さんが、保険診療を希望するなか、

銀歯を取り扱わないなんて、リスクが高すぎます。

 

しかし、その医師の言葉が、どうしても忘れられなかった貝塚先生は、

あることをはじめます。

 

それは、既存患者さんの中で、銀歯を入れており

かつ、不定愁訴に悩む人の口腔内から、金属を取り除くこと。

 

結果は、想像以上でした。

 

ほとんどの患者さんが、金属を取り除くことで

肩こり、偏頭痛、不眠、鬱などの不定愁訴が改善しはじめたのです。

 

記憶力や集中力がアップした受験生もいました。

 

「まさか、これほど影響があるとは・・・」

 

 

このときから、貝塚先生は決心します。

 

「医療人が加害者になってはならない」

「これからは、銀歯の取り扱いは中止だ」

「メタルフリー治療を徹底しよう」

 

貝塚先生は、銀歯の取り扱いを中止しました。

 

そして、患者理解が得られるよう、メタルフリー治療の啓発・教育にはげみます。

 

そんな貝塚先生をみて、周りの歯科医師は笑いました。

 

「メタルフリーなんて、無理だよ」

「ほとんどの補綴を自費でやるってことだろ?」

「患者さんが減っちゃうよ・・・」

残念ながらこれは今年の初夢でした!

 

歯科金属による悪影響をなくすには、お口の中にある金属をすべて取り除くことが一番です。事実、スイスのパラセルサスクリニックでは、毒性歯科金属を除去することで難病や慢性病に対して驚異的な改善率を上げています。

★お口の中は過酷な環境!?
金属はさびやすく、長期間使用すれば変形や劣化をまぬがれない物質です。さらにお口の中は、高温から低温の温度変化、酸っぱい酢酸やクエン酸、甘いもの・辛いものなど様々な物質が通り過ぎて行く化学的な変化もある超過酷な環境にあります。このような厳しい環境に置かれた金パラは、通常よりも早く劣化し、腐食して少しずつ溶け出します。
しっかりと治療をしても、溶け出した隙間にむし歯菌などの細菌が入り込んでむし歯の原因となり、5年ぐらいで詰め物の下に二次的なむし歯ができることがあります。また、溶け出した金属イオンが体の中に入ると、金属アレルギーを引き起こすこともあります。

★メタルフリー治療をお勧めします。
メタルフリー治療とは、セラミックなどを使用した金属を使わない治療のことです。白い歯で、金属アレルギーの心配もありません。
メタルフリー治療で主に使用される材料は次のとおりです。

ジルコニア:人工ダイヤのキュービックジルコニアに不純物を混ぜて白くした非常に強度が高く美しい素材です。ジルコニアボンドは、歯科技工士がポーセレンを手作業でジルコニアに蒸着させて作る、天然歯のように美しい自費専用のクラウンです。

Eマックス:ガラス系のセラミックで、圧力をかけて作られるため丈夫で、透明感のあるきれいな自費専用の素材です。

レジンブロック:セラミックにプラスチックの繊維や粉を混ぜた保険適用の材料です。セラミックに比べて柔らかいので、欠けたり折れたりする可能性があるほか、歯の切削量が多くなります。前歯と小臼歯、条件つきで大臼歯にも使えますが、症例によって使えない場合があります。

 

また、身体に合わない金属を外すことで、金属アレルギーやアトピー性皮膚炎、肩こり、腰の痛み、背中の痛み、偏頭痛、鼻づまり、目の重み、股関節の痛み、足の痛み、首筋のこり、腹痛、めまい、冷え性、不安感、イライラといった症状が改善した例もたくさんあります。

病院に通ってもなかなか治らない身体の不調の原因が歯科金属にあるということは、十分に考えられるのです。歯を治療して、銀歯をはじめとする金属の詰め物や被せ物をはめている方はたくさんいらっしゃいます。しかし、この歯科金属にはさまざまな問題点があることがわかってきました。歯の詰め物の金属が体質に合わないと、全身の疲れやだるさの原因になることもあるのです。

 

 実は日本人だけ!?本当に怖い「銀歯」のリスクについてヤフーニュースから

先進国では珍しい? 銀歯を被せる虫歯治療

欧米諸国では、美しく白い歯やきれいな歯並びはとても価値あるものとされ、社会的なステータスを表すものにもなっています。歯が汚いことが就職にも影響したり、自己管理できていない人だという印象を与えて、仕事の営業成績にも影響を及ぼすぐらいです。そのため多くの人が歯を美しく健康に保つために、常に高い意識を持っています。

また欧米では、予防や歯のクリーニングのために歯科医院に通う方が98%。治療のために通う方は2%といわれています。しかし、なんと日本では98%の人が治療のために歯科医院に通っているのです。「日本人の女の子はとてもかわいいのに、笑うと歯が汚いのはなぜ?」と言われてしまうのは悲しいことです。

金・銀・パラジウムの合金で作られる銀歯の危険性

虫歯治療で銀歯になると、虫歯ができるたびに銀歯が増えていってしまいます。銀歯以外の詰め物やかぶせものは自費のことも多いため、保険内の治療中心で進めていると、口の中が銀歯だらけになってしまうことも珍しくありません。

日本で「銀歯」と呼ばれているものは、金と銀とパラジウムの合金でできていて、日本にしかないものです。国民皆保険制度のために最低限の歯の機能の回復ができる、安くて加工しやすい銀歯として以前生まれたものですが、最近はこの銀歯による悪影響も注目されてきています。懸念されている3つのリスクについて、以下で解説します。

銀歯のリスク1:金属アレルギーを引き起こす

口内には細菌が何百億と住んでいるのに加え、銀歯は日々熱いもの、冷たいもの、そして咬合力を受けるなどの、過酷な環境に置かれています。そのため銀歯は劣化しやすく、傷つきやすいのです。そして銀歯の表面から金属がイオン化されて溶け出すことで、体の中の蛋白質とくっつき、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

金属アレルギーは口の中の異常だけに限らず、体全身の異常をきたす可能性があります。手が赤くただれたり、全身にぶつぶつができたりすることもあるのです。銀歯を入れてすぐに異常が出る場合だけでなく、何年もしてから体に異常が出てくることも多く、原因不明の皮膚病だと思われることがあります。

とくに銀歯に含まれているパラジウムという物質はアレルギーを引き起こしやすく、パラジウムに対してアレルギー反応を持つ方は100名中20~30名ほどいるといわれています。

銀歯のリスク2:被せた歯がまた虫歯になる

銀歯と歯は歯科用のセメントでくっついていますが、正確にいうとぴったりとくっついているわけではありません。銀歯を入れる際に歯との隙間をセメントで埋め、セメントと銀歯の摩擦力でくっつけているだけなのです。

そのため入り込んだ虫歯菌により、また中に虫歯がひろがってしまうケースも珍しくありません。中のセメントも劣化してくるので、古い銀歯の中で、元々の歯が真っ黒になっていたといったこともよくあります。銀歯の下の虫歯は発見しづらいですし、レントゲンにも写りにくいのでなかなか発見しにくいのも事実です。

神経がない歯の場合には症状も出にくいため、定期的な歯科検診を受けていない場合は、歯を残せないほどぼろぼろになってしまうこともあります。このような状態を避けるためにも、定期検診は重要なのです。

一方、セラミックのかぶせものや詰め物は歯やセメントと相性がよく、ぴったりくっついているため、銀歯に比べて再び虫歯になるリスクは格段に少ないです。

銀歯のリスク3:歯周病が悪化しやすい

銀歯の表面は傷がつきやすく、その小さい傷に口の中の菌がたくさん寄ってきます。銀歯と歯茎の境目にも歯周病菌他たくさんの菌がたまりやすく、銀歯を入れてから歯周病の進行が早まったりもします。

奥歯に銀歯を入れて数年したら、歯茎が腫れたり歯周病で歯が揺れてきた、という経験がある人もいるかと思います。銀歯の周りは特に汚れや菌が溜まりやすいので、歯ブラシ以外にも歯間ブラシやフロスを使い綺麗に歯を磨き、定期的に歯科医院での健診やクリーニングを受けていく必要があります。銀歯と歯茎の境目が菌の住処になっていると、口臭の原因にもなります。

保険適用によって日本の歯科治療は安く、誰でも手軽に受けられるという利点もありますが、上記のように実は銀歯には様々なリスクもあるのです。リスクがある点もよく理解した上で、銀歯にするかセラミックの治療をするかを選択するのも大切なことです。

すでに口の中に銀歯がある場合は、定期的な歯科検診と毎日の丁寧な歯磨きをすることが必要になってきます。そしてなにより、虫歯のない健康な口腔内を目指し、予防に力を入れることが最も理想的です。

国際社会で海外の方から「なぜ日本人の口は銀歯だらけなのだろう……?」と不思議に思われないよう、口内の健康にも気を配っていきましょう。

そんなことから歯科医が材料費高で悲鳴!

週刊朝日の電話での取材が2020年8月17日のあって、記事が載りました、金パラのプログを見たのことです。


「金パラとは」 歯科治療の際に用いられる歯科用金属材料の一種で、歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金(歯科用12%金パラジウム製品)


歯科用12%金パラ・金パラ(12%金銀パラジウム合金)とは、歯の詰め物(インレー)や、かぶせ物(クラウン)によく使われる保険適用の歯科金属の一つで、
俗称として「パラ」「金パラ」「キンパラ」「銀パラ」「12%金パラ」「歯科用パラジウム」「金パラジウム」とも呼ばれたりもしますが、正式には「歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金」となります。


金パラ製品の金属組成・成分としては、金12%、パラジウム20%、とJIS規格(JIS適合品)で定められており、銀50%前後、銅20%前後、その他インジウムなど数%が含まれています。
メーカーによって多少の成分バランス・液相点・硬度など異なりますが、金とパラジウムの含有率に関しては、どちらのメーカーでも同一規格となります。

記事は、歯の治療で、かぶせものや詰めものとして欠かせない「金パラ合金」。この素材となる金などが値上がり、街中の歯科医院から“悲鳴”があがっている。米中関係の悪化や新型コロナウイルス問題への不安感が長引けば、さらに金が注目されて高値が続きかねない。

 健康保険が適用される金パラ合金は、金12%、パラジウム20%を含んだものと規定されている。これに銀50%前後などを加えたものが、歯科治療で一般的に使われている。 「金やパラジウムなどの市場価格の動向で、歯科医の利益がプラスになったり、マイナスになったりする。とくに金パラ合金は材料費が高騰していて、利益は薄い。歯科医をやりたくなくなる」  名古屋市の篠田デンタルクリニックの篠田鉄郎院長は嘆いた。歯科産業にとって、出荷額の半分近くを占めるのが金パラ合金だ。それだけに、金相場の値上がりは深刻だ。  歯科の診療報酬は、半年ごとに改定されてきたが、今年4月からは市場価格の実勢に近づけるねらいで3カ月ごとの見直しへと縮まった。それでも金パラ合金は、診療報酬上の告示価格と市場実勢価格が大きくかけ離れているというのだ。  東京都葛飾区のコージ歯科の貝塚浩二院長によれば、金パラ合金は通常、30グラム単位で取引されている。これが足元では、診療報酬改定の告示価格6万円超に対し、市場実勢価格が安くても7万円超で消費税も上乗せされてしまう。4月には、市場価格が9万円近くに跳ね上がっていたという。 「歯科医を開業した36年前に比べ、金パラ合金の価格は10倍くらいになっています。とくにここ2~3年は大変で、使うことを減らしています。診療報酬の見直しが追いついていません。健康保険の治療対象に、価格が変わるものを使うのはおかしい」と貝塚院長。  金パラ合金の市場実勢価格が、診療報酬改定の告示価格を上回ってしまう「逆ざや」問題。全国保険医団体連合会もこれを生じさせないため、制度の抜本改善を求める談話を7月下旬に出した。連合会の担当者は話す。

「7月改定までパラジウムなどがものすごく上がっていて、長期の逆ざやとなっていました。7月改定でようやく実勢価格に追いつきましたが、歯科医には逆ざやの不安が10月改定以降もつきまとっています」  神奈川県保険医協会も「基本的には追いかけっこ。上がり続けるのであれば、追いつけないことになります。金パラ合金の問題で、歯科医の経営は苦しくなっています」(担当者)と説明する。  逆ざや問題について、厚生労働省の担当者は次のように弁明する。「ルール上は数カ月前の値を反映させます。いままでの歴史をみると、逆ざやと利ざやの時期が同じくらいあり、バランスをとってもらっています」  診療報酬の改定を半年ごとから3カ月ごとに縮めたので、その効果に関しては「ひとまず様子をみさせていただきたい」とした。  金パラ合金の逆ざや問題は、金をはじめとする貴金属価格の高騰が背景だ。田中貴金属工業のサイトによれば、1グラム当たりの金の価格は、税抜き参考小売価格(月平均)で、昨年前半は4千円台後半で推移していたが、同年8月に5千円台へ。年明け後にじわじわと上がって6月、7月と6千円台だった。そしてついに8月7日、税込み小売価格で7769円と過去最高値を更新。税抜きでも8月は7千円台となった。 「ここ数年は世界の中央銀行が買うだけでなく、年金資金でも買われています。株式の運用に比べて、金は安定しています。買うほうは安心感があり、乗り遅れてはいけないと、みなさんが買っています」  田中貴金属の加藤英一郎・貴金属リテール部長は話す。同社では、7月の金販売が1年前の約3倍に増えた。「多い日は半分くらいが新規のお客さまで、リピーターも多い」という。  金相場の長期的な値上がりは、中央銀行の金売却を制限する1999年のワシントン合意にあるとみるのは、日産証券調査部主席アナリストの菊川弘之さんだ。 「2000年以降は金相場が大きく上がりました。中国が市場に参加してきたほか、原油価格の上昇でオイルマネーも入ってきました。08年のリーマン・ショックで一時下げましたが、米国など中央銀行の金融緩和政策で、金市場にもお金が流入しました」さらに、金の市場規模が金融市場よりも小さいことも影響している。規模が小さいだけに、流れ込むマネーのインパクトはそれだけ大きくなる。  金だけではない。金パラ合金に欠かせないパラジウムも値上がりし、金よりも高い状態が起きている。自動車の排出ガス浄化の触媒などにも使われるパラジウムは、「供給が限られている」(前出の加藤さん)ことが影響しているとみられる。  銀も上昇傾向にある。金相場が上がるなか、昨年末から銀に割安感が出てきて買われるようになったという。  金相場はどうなっていくのか。投資顧問会社マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎代表は、乱高下があったとしても値上がりが続くとみる。 「欧米の投資家が大挙して金市場に資金を投じています。新型コロナ問題もあって各国の財政支出が膨らんでおり、インフレへの警戒感が欧米の投資家にはあります」  金融緩和を続ける米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは、ここ数カ月で3兆ドル(300兆円相当)ほど膨れ上がった。世界中で通用する“安全資産”と位置づけられてきた金の市場へ資金が流れ込み、値上がりしやすくなっているというのだ。  日常生活において、金が値上がりして困っている人はそう多くはない。冒頭の歯科医のように、金相場に振り回されているケースは限定的だ。  けれども亀井さんは指摘する。 「先行きの不安や不透明感で、市場心理が金相場を押し上げている側面があります。世の中としては、金相場を押し上げている側面があります。世の中としては、金相場の上昇はいいことではありません」

また2021年2月に週刊文春 銀歯があぶない の取材がありました!

これは校正前の原稿です!

東京都葛飾区で三十五年以上地域密着型のクリニックを経営するコージ歯科の貝塚浩二院長が、金属アレルギーの仕組みを明かす。

「口腔内には何百億の細菌がいます。その環境の中で我々は非常に熱いものや冷たいものを食べたり飲む事で、日々銀歯に負担をかけている。だから銀歯は傷んだり劣化しやすいんです。

 そして銀歯から様々な金属が溶け出す事でアレルギーを引き起こすんです。特に、銀歯に多く含まれるパラジウムが原因となる事が多い。

 銀歯のアレルギーがやっかいなのは、症状が口の中に出る訳ではない、という点にあります。掌蹠膿疱症(●ルビ・しょうせきのうほうしょう)と言って手の平が赤くただれたり、全身に湿疹が出る事もあります。

 また、銀歯を入れてすぐに発症するとは限りません。何年も経ってから異変が出る事も珍しくなく、その場合、皮膚科などを受診しても銀歯との関連に気づかれないと、診断がつかないケースもあります」

(銀歯をかぶせた歯の虫歯再発リスクについて)

貝塚院長も言う。

「随分前に治療した銀歯の場合、銀歯が外れるとかなり虫歯が進んでいる事があります。かといって銀歯の下に虫歯があるかどうかを眼で見て判断するのは非常に難しい。何故なら、銀歯の中はレントゲンに映りにくいんです。

金属アレルギーを起こさず、銀歯のような劣化リスクも少ない素材がセラミックだ。銀歯と違い、歯との接着性が非常に高い為に、長く使っていても虫歯再発の懸念も低い。

 現在、多くの歯科医がホンネで推奨するのがこのセラミックだ。

 セラミックには幾つか種類があり、基本的に保険適用外だ。ただ、セラミックを一部使用しているのに例外的に保険を使えるものもある。貝塚院長が言う。

「平成二十六年から、プラスチックとセラミックの混合物であるハイブリッドレジンという素材が保険適用になりました。

 現在、保険の条件は『上下全ての前から七番目の歯が残っている場合、上下前歯部から上下の6番目』に適用可能となっています。値段は一本あたり三割負担の方だと約五千~六千円程度だと思います」留意したいのは、セラミックは破損しやすいという点だ。

「睡眠時に歯ぎしりが起こる人や、食事の時の噛む力が強い人は、薄いセラミックやプラスチック素材を含むハイブリッドレジンは不向きだと思いますのと保険のセラミック歯に比べると柔らかいので歯ブラシ等で細かなキズがつきやすいので歯垢とうが付着しやすいので、歯周病や変色しやすいです。(例としてトイレセラミックで汚れない)

この場合は、強化セラミックという素材(Eマックス)か、現在最も堅いセラミックであるジルコニアという素材を検討しても良いと思います」

 

 

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プログから

院長は何故携帯を複数持つのか疑問

と書いたグーグルの口コミに書いた 村井優子 さん

このときブリッジのケース少なかったし、この名前 心当たりないし

診療室で携帯もってないです、前のスマホ等でBGMに利用

います。

いつまで苦しむ金パラ鋳造冠

 

 もう何十年になるでしょうか。 帯環金属冠 即ち、ニッケルクローム冠が戦後約五十年前に代用合金で盛んに金冠(金合金冠)にかわる白色合金として利用されていた時代… そして金パラ全部鋳造冠が又金冠の代用として保険導入されてから数年前までのデータからすれば日本中で一日に十一万本も作られている金パラ冠は材料が高いと云うより工程の手間暇が全く無視された保険請求料金で一体、日本の歯科界は金額にしてどれ位のボランティアをやってきたか一度試算してみる必要がある。 金属材料メーカーもそれを販売する歯科材料商も材料を使って技工物を作る歯科技工士も又技工所もそして最後にこれらを支台歯形成、印象採得、セットする歯科医師も、みんな半額以下の悪条件で何十年も金パラ鋳造冠にいどんできた。

 

 この歯科界こぞっての不採算、ボランティア補綴物を数字で持って、いくらの超奉仕をしているか?もしかしたら計算機を使っても 桁数が足りない程の金額を国民に奉仕してきた筈である。まさに日本の歯科界を世界から見た七不思議の筆頭ではないかと思う。仮に今一万円で保険請求されている金パラ全部鋳造冠が正しく評価され、歯科医院が一時間半要したクラウン一本の院長コストは一万八千円、技工士が一時間要したコストは三千円であろう。さすれば人件費の倍が売価である。 常識からすれば歯科医院は三万六千円、歯科技工所は六千円が最低の患者様支払料金であるべきである。プラス金属代として平均一本3gとしても、たかだか三千円前後位とみる。 その上、絶対に主張したいのは今でも金パラ冠金属代も金冠も加工の工程における人件費に比べれば、どちらを使っても大同小異ではなかろうか。

 

 しかし、治療をうける患者は違う。 金パラと金合金では色からして機能からしてやさしく、明るく柔らかいのは金合金である。こんなことは歯科人なら誰でも知っている常識である。話は金額に戻るが、例えば一万円で国に請求されている金パラ冠が四万円の適正価格から差し引いて三万円の損失を国民に奉仕したとしたら一日三十三億円の奉仕をし、もしそれが十年間続けば、一年二百日としても十年で二千日は六兆六千億円にもなり、歯科医、歯科技工士は歯科界の売上が三兆円と多めに見積もっても十年のうち二年間は只働きした事になる。金パラ冠だけでも国民や政府にこの実状の理解を求めてもいいのではなかろうか。

 

 さて、エビデンスのない戦いは勝てない時代である。私どもでは国の障害者雇用の助成金を貰って作ったクラウン専門のラボクラウンセンターがあります。そこでは日産千本を目指しこの六年間金パラ冠と闘った末、絶対に不当なこの金パラ冠料金に、けじめをつけて貰いたいと申し出たい。

現在、日本の保険診療内で歯科治療を行った場合に使用される金属は、一般的に「金銀パラジウム合金」と呼ばれる合金を使用しています。歯の詰め物(インレー)や、かぶせ物(クラウン)によく使用されています。

金属アレルギーのリスク

                           

通称「金パラ」と呼ばれ、これらはJIS規格(JIS適合品)で定められており、成分としては、金が12%、パラジウムが20%、そして銀の含有率は50%前後、銅20%前後、その他インジウムなど数%が含まれています。金とパラジウムの含有率に関しては、どちらのメーカーでも同一規格となっていますが、その他の金属の含有率はメーカーによって異なります。

正式名称は「歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金」です。

この合金は強度もあり、特に大臼歯などの奥歯の補綴物は金属のように耐久性のある素材でなければなりません。通常生活をしていて、すぐに割れたりかけてしまったら意味がないのです。

しかし、歯科用金属材料としてのパラジウム合金は、欧米などの先進国では毒性が弱いとされている事から、実は使用禁止となっているようです。

金属アレルギーのリスク

欧米では「パラジウム合金」が歯科用金属として使用禁止になっている理由としては、金属アレルギーの原因となり得るということです。金属成分が溶け出しやすく、金属イオンとなり唾液の中に溶けだします。そしてある日突然金属アレルギーを発症するリスクがあります。また金属アレルギーは花粉症や食物のアレルギーなどの1型(即時型)アレルギーとは異なり、すぐに症状がでません(4型遅延アレルギー)。症状として現れる場所も口腔内だけではなく、手のひらや足の裏、または全身に症状が出る事がありその多くは、口腔内の金属が原因であるとは診断がつかないこともあります。

 

歯科医師にも「専門」がある

実は最近、金属アレルギー協会には、

・「金属アレルギーになりたくないから保険範囲内でセラミックで治療して欲しい(今は困っていない)」

・「見た目が金属だと格好がつかないから保険適用でセラミックで治療して欲しい。」

・「CAD/CAM冠で治療して欲しいのに、対応してくれない、または機材を導入してくれない」

というお問合せがあります。そして金属アレルギー協会におすすめの歯科医院を教えて欲しいというお問合せもございます。

大変申し訳ございませんが、金属アレルギー協会では、特定の歯科医院をおすすめする事はありません。

また、皆さんにご理解いただきたいのですが歯科医師にも「専門」があり、すべての歯科医師がハイブリッドレジンから切削加工で製作する「CAD/CAM冠」を導入していくものではありません。

親知らずを抜く時には、専門の口腔外科にかかるのと同じ事です。

先ほども述べてきましたが、本当に金属アレルギーで日常生活に困難が伴っている方は、かかりつけ医にぜひ相談をされてみてください。そして例えば、保険適用での大臼歯のCAD/CAM冠での治療を希望する場合、「皮膚科などの医療機関から」の「金属アレルギーの診断書」が必要となります。

皮膚科では、金属アレルギーであるかどうかの判断として「金属アレルギーパッチテスト」を行います。このパッチテストは保険適用がされ、2000~3000円程度でテストを行いますが、通院は3~4回と長期に渡る場合があります。またすべての皮膚科で金属アレルギーパッチテストを行っているわけではございませんので、受診前に問合せをされると良いでしょう。

金属アレルギーの予防のために

これまでは、金属アレルギーでお困りの方の歯科治療はどうしたらよいか、といった内容でお伝えしてきましたが、金属アレルギー協会としては「虫歯をつくらない」「歯周病予防等、口腔環境を整える」ことが一番の金属アレルギー発症予防だと考えています。

・虫歯を作らない

金属を口腔内に入れる事で、金属アレルギーを発症するリスクが上がる

・歯槽膿漏や歯周病

歯槽膿漏や歯周病などで歯を失い、インプラントをされた場合、金属アレルギーを発症するリスクが上がる

※インプラント=顎の骨に金属製の土台を埋め入れる

予防歯科は、口腔内の環境を保つだけではなく、全身、脳への影響、そして金属アレルギーに対してもとても重要であることがわかっています。

歯科金属の危険性電流

歯科金属を使っていると、口腔内に電流(ガルバニー電流)が発生します。脳は微弱な電流によって身体をコントロールしているため、人の体は電流の影響を受けやすくなっています。そのため、口腔内電流の影響で脳からの指令が混乱してしまうことがあります。

口腔内電流の許容範囲は、ドイツでは3マイクロアンペア、89ミリボトル以下とされています。その数値を超えると、脳や心臓をはじめ、全身に多大な悪影響を及ぼします。不眠、イライラ、頭痛、肩こりなどの原因となり、自律神経のバランスをも崩してしまいます。

歯科金属の危険性溶解

 

アマルガムという合金をご存知でしょうか。アマルガムは、約50%の水銀とほかの金属を混ぜ合わせた合金です。とても安価で作りやすいため、以前は歯科治療の詰め物として多く使われていました。そのため、現在50代以上の方の銀歯は、そのほとんどがアマルガムです。

水銀は、常温でも液体、少し加熱すればすぐ気体になってしまいます。アマルガムの銀歯を使っていると、ごく微量ですが噛むたびに銀歯から水銀が溶け出し、それを呼吸と一緒に吸い込んでしまっているのです。

また現在では、金属の詰め物はほとんどが金銀パラジウム合金となっています。この金銀パラジウム合金なら安全か、と言うと、そんなことはありません。金銀パラジウム合金は重金属を含んでいるため、お口の中で腐食します。そして、長い年月をかけて体内に取り込まれ、身体に悪影響を及ぼすのです。金銀パラジウム合金合金は, 歯科用金属材料として広く用いられている。歯科用金属材料は, 臨床に供する際に口腔内環境で用いられるため, それ自身が口腔内環境から影響を受けると同時に, 口腔組織に対してさまざまな影響を与えている。口腔内環境下で, 歯科用金属材料と特に関わりの深い外的因子として唾液や咀嚼力などがあげられる。本合金が, 歯科用修復物として用いられる場合、だ液の作用により腐食を生じ, 金属イオンの溶出や破壊が促進されることがある。したがって, 口腔内環境は歯科用金属材料にとって過酷な環境である。また, 咀嚼力によって大きな応力が作用するため各種の腐食現象が共存する複雑な環境で修復物と対咬歯との間の摩擦によって破損·摩損をきたすため, 腐食環境中での摩擦摩耗特性について考慮する必要がある。そこで, 本研究では市販の歯科用金銀パラジュウム合金に種々の熱処理を施し, 腐食環境中で摩擦摩耗試験を行い, 摩擦摩耗特性に及ぼす腐食環境の影響について検討した。
以上より, 摩擦摩耗試験の時間が短い場合, 腐食の影響は見られず, 本合金の摩擦摩耗特性には溶液の粘性が影響を及ぼしていると言える。

 

歯科金属の危険性電磁波

 

歯科金属は電流を発生するだけでなく、アンテナとなって周りにある電磁波を集めることがわかっています。電磁波を浴びることが原因で、頭痛や吐き気などの「電磁波過敏症」を引き起こす可能性もあります。電磁波過敏症のおもな症状には以下のようなものがあります。

<電磁波過敏症のおもな症状> ※米国のウィリアム・レイ博士による分類
・目の症状見にくい、目が痛い、目がうずくなど
・皮膚の症状乾燥する、赤くなる、できものなど
・鼻の症状鼻づまり、鼻水など
・顔の痛み顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
・口の症状口内炎、メタリックな味がする
・歯や顎歯や顎の痛み
・粘膜の症状乾燥、異常な渇き
・頭痛単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
・疲労異常な疲れ、集中力の欠如
・めまい気を失いそうな感覚、吐き気
・関節痛肩こり、腕や関節の痛み
・呼吸呼吸困難、動悸
・しびれ腕や足のしびれ、まひ

エレクトロスモッグに要注意
近年は携帯電話の普及で「電磁波」という言葉も広く知られるようになりました。携帯電話のほかにも電子レンジや電磁調理器、電気カーペットなど、家電製品の中にも電磁波を発生するものはたくさんあります。私たちは常に電磁波に囲まれながら、つまりエレクトロスモッグの中で生活をしていると言っても過言ではないのです。

当院には電磁波過敏症の患者さんも来院されます。そのため、ドイツのレオネックス社の指導のもとに本格的なアースを行い、電磁波対策を施しています。

電磁波の影響は診断できます
身体の不調が電磁波の影響を受けているかどうかを診断する方法があります。患者さんのお口の周りにアルミホイルを巻き、電磁波が歯科金属に集まるのを遮断してみるのです。首の可動域が増したり、肩や首のコリが改善されたりすれば、歯科金属に集まる電磁波が原因だと診断できます。

歯科金属の一例

どうしても歯科金属を入れる必要がある場合は、異種金属の使用は控えましょう。さまざまな金属が混在すると、口腔内電流が発生しやすくなります。また、イオン化傾向の差がある金属ほど危険度も高まります。

アマルガム
水銀を約50%含むアマルガムを除去するだけで、89割の人の症状が改善されたという事実があります。海外ではアマルガムが訴訟の対象にもなっています。

金銀パラジウム合金
ある金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出ました。ドイツの保健省では、幼児および妊婦に金銀パラジウム合金を使用しないように勧告しています。また、外国製の日本向けの歯科金属のパンフレットでも「この金属はパラジウムを含みません」と書かれているほど、パラジウムの害は広く認識されています。

ニッケル・クロム合金
ニッケル・クロムは、少しの量なら必須ミネラルとして身体に必要な物質です。しかし多すぎると、発がん性物質となってしまいます。

銀合金
銀の食器やアクセサリーは、経年によって色が黒ずんできます。それと同じで高温多湿のお口の中で使用すると、歯ぐきを黒く変色させたり、溶け出したりする危険があります。

金合金
純金とは24Kのことです。つまり、18K 24K18K6K となり、この6K分が金以外の成分です。金以外の金属が身体に合わないことは十分に考えら

チタン
チタンには「硬い」というメリットがある反面、対合歯(噛み合う相手の歯)を傷めたり、なかなか除去できなかったりというデメリットがあります。また、金属エネルギーのリスクは減りますが、電磁波を集めるというマイナスの特性があります。
今はインプラントだけでなく一番奥場の7番に保険でかぶせられます。またインプラントも非金属も可能です。

 

 

保険の範囲内で非金属の治療ができる?

いわゆる「白いかぶせ物」を保険適用ができたら?

白いかぶせ物・・・種類が豊富にありますが、平成28年度の診療報酬改定により、白いかぶせ物にも健康保険を適用できるようになりました。ただし、白いかぶせ物すべてが対象というわけではありませんし、患者さんの口腔内の状態やかかりつけ医の治療方針も関係してきます。

・患者さんの歯やアゴの状態(力のかかり方)

・歯並び

・どのような生活をされているか(スポーツ等)

・保険適用される場合の条件

など、総合的に「保険を適用して白いかぶせ物が使用可能か」かかりつけ医が判断をします。

保険適用される場合の条件として、「上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、 過度な咬合圧が加わらない場合等において下顎第一大臼歯に使用する場合」という制限がございます。また白い詰め物は自分が学生のころからありましたが、奥歯には使用されませんでした、今はかなり良くはなっていますが銀から変えるのは削りかたが違うので難しいです。また前歯部もCAD/CAM冠適用になりました。ブリッジに関しては糸切歯の次も次の5番欠損に関してのみ対応できますが、製作いただける技工所がないのhが現状です、材料購入して作製しましたが咬合に対応難しいです。

ぜひかかりつけ医に相談をされてみてください。保険の範囲内で治療が可能な場合もあるかもしれません。このへんはかわりました!

 

 

 

貝塚 浩二 かいづか こうじ 歯学博士 お花茶屋で開業して39年ですその前は友歯会の箱根、横浜、青山診療所、身延の山内歯科医院(友歯会の理事長の実家]に5年勤務)

 お花茶屋中央町会会長  防災士 葛飾区介護認定審査委員 葛飾区安心、安全街づくりリーダー  昭和大学歯学部客員講師  AQB臨床指導医協議会指導医 日本最新インプラント医療学会専門医  国際学士学会フェロー 口腔インプラント学会会員 再生医療学会会員 額咬合学会認定医 日フッ会議会員 日本顎顔面医療協会会員 岐阜歯科学会会員 朝日大学歯学部同窓会東京都支部長 葛飾区歯科医師会公衆衛生担当理事 連盟副会長