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日本歯科技工士会の新会長に森野氏を選出
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日技の新会長に森野氏を選出:会長以下の14名理事選出も担当は未定

 

6月18日、日本歯科技工士会は、第11回社員総会を開催し理事を選任、さらに終了後に行われた新役員理事会にて新会長(代表理事)に森野隆氏を選出した。その他の理事は下記の通り(参照)。理事の担当分野は未定(623日現在)であるが、決まり次第公表される見通し。

そもそも日技連盟会長は3月の評議員会での選挙により決定したが、大西清支・現日技常務理事(三重県)、岩澤毅・元日技常務理事(秋田県)、奧村英世・前日技常務理事(愛知県)、清水潤一・現大阪府技会長(大阪府)4名で争い、結果として奧村氏が会長になった。慣例であれば、日技・日技連盟の会長は、同一人が就任していたが、今回、森野氏が会長に選出されたことで、両組織の会長は別人になった。また、結果として連盟会長選挙で競った奧村氏・大西氏が日技役員として会務運営を担うことになるなど、複雑な人間関係を内包する執行部と見られている。全体の統一性、方向性などが不安視される要素になるかもしれない。

日技連盟会長選出から3か月の間、様々な情報が全国を駆け巡っていた。奧村会長への未知数への不安、日技組織の継続性などメリット・デメリット論は当然であるが、組織としての会員減少、新たな展望が見えない“大臣告示”へ対応、IT化による歯科技工業の変容など喫緊の課題対応が急務であることは、歯科技工士の大多数の声になっている。特に集約されているのが“経済的問題”への政策が最大のポイントになっているようだ。

厚労省主催の“有識者会議”でも歯科技工士を巡る環境の改善の議論はされてきたが、現実的には解決に至らず厳しい現状が継続しているのが現実。「新規一転して新しい大胆な発想が必要」「先代が刻んできた歴史を汲み取り、新たな時代への対応が必要」とする2つの視点が交錯している。また、日本の歯科技工士を牽引し、道を拓いてきた先達が逝去・引退するなどが続き、時代の変化が間違いなく来ていることは歯科技工士は理解している。

いずれにしても、新しい日本歯科技工士会のスタートにあたり、複雑な背景を受けた中で、組織組閣を余儀なくされた森野会長であるが、東海地区の愛知・三重・静岡の連携による会務主導になるのではないか、日技と日技連盟の在り方に不安などの意見も散見されている。歯科技工士に期待を込めて関心を有する歯科医師(東京都)からも「日技は大丈夫ですか。懇意にしている元日技役員に聞いたが、“わからない”と一言でした()」「地方の歯科技工士は大変。外注は大手ラボに一任。“歯科技工士”の存在感は益々薄れていく」(長野県)とのコメントもあった。

日技の本来の機能、日歯・永田町との関係などの憶測も含め、不安視する声は以前からあったが、「イメージはよくないね。表面は“一致団結”と言っても、水面下の情報が漏れ伝わると不安が先行する」「名前は伏すが、本人も自覚していると思うが、全体を見据えて巧みにまとめてほしい」と期待する声もあった。

【理事:15 名以内】地区選出枠=下澤正樹(北海道)、河西武嗣(神奈川)、奥村英世(愛知)、榎倫生(和歌山)、下江宰司(広島)、松尾章司(福岡)、全国選出枠=森野隆(静岡)、松尾博子(東京)、髙橋祥高(京都)、片岡均(三重)、 大西清支(三重)、松井哲也(広島)、西澤隆廣(東京)、石川功和(東京)、大西尚之(新潟)。【監事:2名以内】伊集院正俊(神奈川)、秋山佳弘(徳島)。なお、決定の経緯は次の通りである。

*理事選挙の地区選出枠については、北海道東北選挙区は投票により当選者を決定し、その他の選挙区については社員総会の過半数の賛成を得た候補者数が定数以内のため当該候補者を 当選者とした。*理事選挙の全国選出枠の選挙区については、社員総会の過半数の賛成を得た候補者数が定数を超えたため、過半数の賛成を得られた候補者から高得票のもの9名を当選者とした。*監事選挙については、社員総会の過半数の賛成を得た候補者数が定数を超え、うち2名については得票が同数であったため、役員選挙規程に基づき、くじにて当選者を決定した。