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作家五木寛之氏コラム:常識的健康法のすすめ“噛むこと 飲むこと”

 

ここ数年、歯科についてのマスコミ報道が増えている。その内容は、健康面で重要であることをわかりやすく説明し理解を求めている。雑誌・新聞・メールなどの活字媒体でも“歯科”の言葉が頻繁に目に付くようになった。作家五木寛之氏は、現在も健筆を奮っているが、その言葉・表現に深い意味が滲ませているが、日刊ゲンダイ(416)では、コラム「流れゆく日々」から、歯科界からは合点できる“常識的健康法のすすめ”があった。端的に“噛むこと 飲むこと”ことから健康が始まる、と強調したものであった。留意しなくてはいけないのが、歯科界からでは我田引水になりやすいが、“第三者の発言は聞く耳を立ててくる、これがポイントになってくる。歯科界の戦略として意識しておく必要がありそうだ。ということで、要旨内容は以下のようであったので紹介しておく。

「ものを飲み込むという作業は、私たちは、どのようにやっているのだろうか。口に入れたものを飲み込む時、“さあこれから飲むぞ”と意識して飲み込む人は少ない。噛むことに注意を払う時は、そのことに集中して噛んだものを飲み込むのは自動的な作業のように思っているのだ」と口腔機能を自然な行為として表現。さらに「“よく噛む”ことは、うるさいほど推奨されるのに、噛んだものを飲みくだす“嚥下”というプロセスは関心を払っていない」と指摘されれば、「確かにそうだな」と納得。噛むことと飲むことの違いを説明しながら、「噛む回数は生命の危機には関係ないが、飲むことはそうではない。誤嚥は間違いなく命に関わる重大事」という認識を示している。誤嚥について、専門的なことは健康本を読んで下さいとした上で、「誤嚥とは、飲みそこねて“むせる”こと。毎年、誤嚥性肺炎で亡くなる数は呆れるほど多い。ことに高齢者は要注意」と注意喚起している。

最後は、常識的健康法の第一歩は、“噛むこと”“飲み込むこと”から始まる」としている。作家らしい表現で説明しているが、素人の読者には平易で理解しやすい。少しでも関心を持ってくれればコラムの効果あり。歯科界の情報発信も可能な方法を駆使することは、業界・国民にとって有益である。新しい歯科への理解を普及させる。

昨年の歯科ニュースで配信したが、天野篤順大医学部特任教授も「“噛む力と心臓負担”に着目した研究に関心を持ち始めたということ。国立循環器病研究センター、新潟大学、大阪大学の共同研究チームで行ったコホート研究を解析したもので、“噛む力=咬合力が、弱い人が心臓疾患になりやすい”という研究報告があると紹介を受けて、天野特任教授の新たな認識と指摘に注目と期待が寄せたいというもの。

さらに天野特任教授は、神経系統の視点からも進めている。食事をする行為のポイント“噛む動作”について説明していく。「呼吸、血管循環、体温調節、消化、排泄など生命維持に不可欠な機能は、自律神経がコントロールしている。それは、副交換神経・交換神経のバランスで成り立っている」と自律神経の本来の機能について説明した上で、そこで、“噛む動作”との関連・影響に言及していた。

「歯と口の健康週間(64日~11)」の最中であるが、今年もコロナ禍の影響がありイベント中止の地区もあると聞くが、歯科は変わりつつあるのは間違いなさそうだ。地域住民にも知らせたい情報である。