歯科用貴金属価格の改定 ハーデー?|お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

歯科用貴金属価格の改定 ハーデー?
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葛飾区お花茶屋のコージ歯科の院長の貝塚 浩二です、以下の理由により当医院では、今は殆ど金パラは使用していません、銀歯の場合は銀合金を使用しています。少し強度が弱いのですが、またこれが利点の一つです、歯ぎしり、食いしばりで、割れそうですが、柔らかい分、減ってくれますので、対合歯には優しい素材ですし、保険点数も金パラに比べて約1/3です。後はチタンになります、保険適応は上下の7番親知らずの前の歯です、後は前歯の3から3番の前装鋳造冠です。今の所ブリッジには使用できません。後はCAD/CAM冠のハイブリットセラミックス、4月からインレーも適応になりましたが、適応は今までどうりのCAD/CAM冠一緒です。保険点数は金パラと殆ど変わりませんが、5月から奥歯で金パラで被せると93点あがります。CAD/CAM冠のが安くなります。

 近年の歯科界の話題になっているのが“金パラ問題。いわゆる逆ザヤを生じる実勢価格と公示価格の差が著しくなることで生まれる。この事態は臨床において影響を与えることで問題視んみなっている。金やパラジウムの高騰の傾向の推移は確認していたが、ロシアがウクライナに侵攻してからの、異常事態によって様々な問題が提起され、その一つが金銀パラ問題であり、413日に開催された中医協で、「歯科用貴金属価格の改定について」として厚労省が取り上げ・提案され議論された。結果として提案が了承され、公定価格(診療報酬)51日からアップされることになった。歯科界の課題の一応の結論が出されたことでもあった。この事実を大手マスコミ6社の各報道を比較・考察した。

確認したのは大手とされている、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞、日本経済新聞(日経新聞)、東京新聞の414日付の朝刊を取り上げた。ところが一つ指摘しておきたいことあった。朝日新聞には記事掲載が確認されない事実であった。朝日新聞ニュースサイト(署名記事)として413日に記事掲載はネットで署名記事はあった。その理由を朝日新聞に担当窓口に確認したが、編集部に連絡して置くとのことであり、敢えて言及は控えた。ニュースサイトでの記事掲載をもって編集部として了と判断したのかは不明である、新聞媒体で記事を確認したい読者もいることは事実であるが、この点には不可解というのがオクネットの理解であることを最初に提示しておきたい。

5紙を比較すれば、大きい扱いは順に、毎日、読売、東京、日経、産経であった。4段の扱いの毎日は円グラフを付けた目立つ囲みの「銀歯治療費 来月値上げ」の5紙では唯一の署名記事。円グラフを付け日本のパラジウム輸入先を南アフリカ、ロシア、米国とわかりやすく示している。次は読売新聞で、の前文・本文を分けた「銀歯素材8%値上げ」とする記事。そして東京は、「銀歯の材料費 来月引き上げ」としての通常記事扱い。日経「銀歯治療費 来月から引き上げ」、最後は産経「銀歯の公定価格 引き上げは8% 来月から」と通常記事扱い。

以上が概略であるが、まず見出し・サブ見出しに相違は見られなかった。大手マスコミからすれば当然かもしれないが、中医協での議論・承認されたのが厚労省案であったが、中医協での委員の意見、特異な見解などが業界関係者からは注目される点であるが、そこまで記事にした紙面はゼロであった。上記に指摘した朝日ニュースサイトでは、意見として、患者負担にもなるので、診療報酬改定でなく、政府の補助金で対応を提案した意見もあったと記している。厚労省等の有識者会議での記事では、社会的に厳しい議論・対論が生じたケースは別だが、一般的には、まずは結論である。さらに具体的な方策、今後への方向性などが明記されるが、誰の発言なのか、決定事項の意味、具体的なケースが例示されると読者に理解されやすくなる。その意味では、イラスト、図解、グラフなど活用は視覚に訴えやすいのも事実。また、紙面の右上での記事は、目立つこともあるので、編集部として読ませたい意図を推察されることもある。産経の記事が最も目立たない扱いだったが、紙面上の都合もあり、一概に論じることはできないが、基本的には同じ視点からの記事に集約されてきた内容になっている問題点は、以前から指摘されていた。ここには、一般紙・専門紙の相違はあるようだ。

一つの記事でも掲載部位、編集、文字数、解説などにより記事の意味や重要を読者に主張していく編集部の姿勢を窺うこともできる。改めて、記事比較から新たな相違を知ることも必要のようだ。かつては、各新聞社にその担当分野に精通した記者が存在していた。医療分野でも、朝日や読売には存在していたが、現在は、ネットで記事ネタ探しの記者が主流のようだ。

 

金銀パラジウム合金
歯科治療で最も使用されている、健康保険適応の金属です。銀を主成分とし、金、銅、亜鉛、パラジウム、インジウム、イリジウムなどを含有しています。
銀合金
健康保険適応の金属です。銀を主成分とし、亜鉛、スズ、パラジウム、インジウム、イリジウムなどを含有しています。強度が弱く短期間で酸化、腐食し、黒色に変色します。

その他
白金加金、純チタン、チタン合金、ニッケルチタン合金、ニッケルクロム合金、コバルトクロム合金、ガリウム合金、アルミニウム合金などが使用されています。

チタンの性質について

 チタンクラウンの材料である「純チタン2種」は、歯科用金銀パラジウム合金と同等あるいはやや低い程度の硬さです。(下図:ビッカース硬度) 咬合に対するたわみや引っ張り強さも金パラとほぼ同等なので、口腔内へ装着後に破折やひび割れ等が起こる可能性は低いと思われます。

 歯質及び、材料

 引っ張り強さ (MPa)

 ビッカース硬度 (HV)

 伸び率()

 エナメル質

 10~35

 270~400

 -

 純チタン 2種

 340~510

 110~160

 約23%

 金パラ合金

 400

 190~219

 約10%

メリット

比重が軽い  純チタン2種 / 4.5  金銀パラジウム合金 / 11.5

チタンは比重が小さく、金パラに比べ口腔内へ装着時に違和感が少ない金属といえます。

金属アレルギー発症のリスクが低い

チタンは金属アレルギーの発症率が低くパラジウムやコバルトよりも金属アレルゲンになりにくい金属です。

腐食や劣化が少ない

チタンは時間経過によって口腔内で黒色に変色したり腐食したりする事が少ないです。熱や摩擦などにより青黒く変色することがありますが、これは薄い酸化被膜で研磨で容易に落とせます。

デメリット

チタンはやや研磨しにくい

CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスとは

 ハイブリッドセラミックスとは、セラミックス(陶磁器)の良さ「美しさ・強さ」とレジン(歯科用プラスチック)の良さ「耐衝撃性・粘り」両方の良いところを合わせ持った、人工の歯の素材です。

CAD/CAM冠はハイブリットセラミックのブロックをCAD/CAMという機械で削り出し作る被せ物で、全て機械で作る分費用と作製日数が抑えられるようになりました。

CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスのメリット

1.審美性

天然歯に近い透明感と艶のある仕上がりです。
プラスチックが着色などで色が変わりやすいのと比較して、表面が滑らかで汚れやプラークがつきにくく美しい白さを長く維持できます。

2.金属不使用

金属アレルギーを起こしたり、金属によって歯肉が黒ずむ心配が低くなります。

3.ちょうど良い硬さ

歯質と同程度の硬さのため、噛みしめた時の歯や骨にかかるダメージを吸収してくれるうえ、破折に強い素材です。
硬すぎると、天然の歯が削れてしまうのです。

4.価格

条件を満たせば健康保険が適用され、安価です。

CAD/CAM冠ハイブリッドセラミックスのデメリット

1.歯科医院の数

取り扱っている歯科医院が少ない。

2.色調

単色のみのため、色調はオールセラミックほど良くはない。

3.耐久性

レジン(歯科用プラスチック)を含むため、オールセラミックほどの耐久性はない。また、かみ合わせによってはつけられません。

4.価格

健康保険の適用外の場合は自費診療となる。