2021/08/13
8月1日 日曜日に公益社団法人 東京都歯科医師会で行われた卒後研修に参加してきました!
講師の先生は東京医科歯科大學 部分床義歯補綴分野の若林 則幸先生で東京医科歯科大學 理事・副学長
内容はパーシャルデンチャーの臨床 ー設計力を身につける=
高齢になっても歯を残せる人が増えた。85歳以上の超高齢者で46.3%の人がパーシャルデンチャーを装着し、その割合も増加しています。
このため、重度の歯周炎を併発したり、すれ違い咬合であったり、さまざまな咀嚼習慣や咬合習癖をもつなど、基本的なパーシャルデンチャーの設計原則だけでは対応が難し
い症例が増えています。このため、治療計画立案における問題点の描出と、それらを踏まえて義歯を活用する力が求められています。
今回の研修では、パーシャルデンチャーの設計の考え方、臨床手技に関して基本的な知識、さらに、診査結果を踏まえた治療計画とパーシャルデンチャーの設計に関して、実
際の症例をもとに、どのような症例にも対応できるパーシャルデンチャーの設計力を勉強して来ました。
パーシャルデンチャーの基本構造
支持(レスト沈下をさせない)によりパーシャルデンチャーのトラブルの90%はこれで防げる。
把持「義歯の横揺れさせない)よいパーシャルデンチャー・ダメなパーシャルデンチャーの分かれ道。
維持(義歯の離脱に抵抗する機能」なくてはならないが出過ぎてはならない。
オーバーデンチャーの診断と磁性アタッチメント、役割りがいかなるテレスコープ義歯
予後を確実にするメインテナンス
何が良いかといえば金属床にテレスコープ義歯 (自費)
9月から磁性アタッチメント保険適用されます!磁性アタッチメントとは、磁石構造体(磁石)とキーパー(磁性ステンレス)からなる。義歯に装着された磁石と、歯根に装着
されたキーパーとの間に磁気吸引力が生じるため、義歯の維持力を得ることができる。
磁性アタッチメントは、クラスプと比べて、有害な側方力を吸着面の滑りなどで緩和することが可能であり、支台歯の負担を軽減するメリットがある。臨床では、少数歯残存
症例および遊離端欠損症例において、クラスプを用いた有床義歯と比べて、磁性アタッチメントを用いた義歯が有用であるとされている。