小児の研磨歯咬合(ブラキシズム)|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

小児の研磨歯咬合(ブラキシズム)
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タイトル:小児の研磨歯咬合(ブラキシズム):現在の証拠の物語レビュー

 

要約:ブラキシズムは、最近になって綿密に見直されている咀嚼筋の反復的な活動です。成人と同様に、小児にも2つの異なる形態のブラキシズム、すなわち覚醒性と睡眠中のブラキシズムが存在しますが、小児のブラキシズムに関するデータの不足と、明確な合意がまだ得られていません。そのため、このレビューは、小児のブラキシズムに関する文献を概説し、この状態についての最新の情報をまとめています。小児ブラキシズムは、世界の小児人口の5%から50%に影響を与えます。睡眠障害、副機能的習慣、および心理社会的要因が、小児のブラキシズムと最も関連していると考えられます。ブラキシズムは、歯の摩耗や骨折、柔組織への歯の印象、顎関節疾患、頭痛、行動および睡眠障害など、さまざまな兆候と症状が異なる組み合わせで特徴付けられています。診断に関しては、小児への最も信頼性の高い手段は、親や介護者による歯ぎしりの報告であり、口頭インタビューと正確な臨床検査と共に行われる必要があります。筋電図と睡眠多ポリソムノグラフィーは診断のプロセスに適していますが、子供には使いにくく、強く推奨されません。現在、小児のブラキシズムに対するいかなる治療法にも根拠はありません。治療は潜在的な要因の特定に基づき、保存的なアプローチが推奨されます。

結論:高い有病率にもかかわらず、小児のブラキシズムについてはさらなる評価が必要です。親の報告がまだ最適な診断ツールであり、管理には保存的なアプローチが推奨されます。ブラキシズムは生物心理社会モデルを通じて考慮されるべきであり、睡眠、個性特性、ストレス、頭痛などが研究の焦点であり、診断と管理の改善に向けて研究課題とされるべきです。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37668461

小児のブラキシズムは「睡眠随伴行動」の一種であり、夜尿症、寝言、寝ぼけなどに類するもの。 多くの小児に見られる。 睡眠随伴行動は、起床時には本人の記憶に残っておらず、成長とともにそのほとんどが消えていく。

子どもの歯ぎしりは、上下の前歯が生えそろってくる生後8カ月ごろから始まり、中学生くらいまで続くこともあります。音が大きく、ギリギリと削れるような音がするので、心配するママも多いようです。

 

しかし、これは次に生えてくる歯の位置やあごの位置を決めようとする生理現象なので、心配いりません。たいていは、成長に伴うかみ合わせの変化に順応するために、歯をすり合わせてかみやすいポジションをつかんでいるのです。

子どもの歯ぎしりに必要以上に心配しないで

大人の歯ぎしりはストレスや睡眠時無呼吸症候群、顎(がく)関節症などとの関連が指摘されていますが、子どもの場合は先ほど記載した生理現象である理由から、治療対象になることはほとんどありません。

ただし、歯が必要以上に削れてしまうほど歯ぎしりが強い子どもは、歯ぎしりをやめさせるというよりも、歯を守るために「ナイトガード」というマウスピースのようなものを夜間のみ使う場合があります。歯の状態が気になる場合は、小児歯科を受診しましょう。

子どもの歯ぎしりは生理現象なので問題ありません。
気になる場合は小児歯科医を受診して。