大阪歯科大学看護学部設置|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

大阪歯科大学看護学部設置

 大歯大の看護学部設置を文科省認可:川添理事長「医療系総合大学化に本格化スタート」

9月4日付で文部科学省に看護学部看護学科の設置が認可されました。

大阪歯科大学では110年にわたり、生きることの原点である「食べる」「話す」を支える歯科医療の分野に取り組んできました。

そのノウハウを生かしながら、2024年からは新たに看護職の養成に挑みます。

 

医療系総合大学化を目指し事業推進している大阪歯科大学(大歯大)の最近の動向は、他の歯科大学にも刺激を与え注目している。具体的な目標であった看護学部看護学科の設置が94日に認可されたことを6日、大歯大が次のよう発表した。「94日付で文部科学省に看護学部看護学科の設置が認可されました。大阪歯科大学では110年にわたり、生きることの原点である食べる”“話すを支える歯科医療の分野に取り組んできました。そのノウハウを生かしながら、2024年からは新たに看護職の養成に挑みます。設置認可を受けた看護学部看護の概要は次の通りです。①学部及び学科の名称:看護学部看護学科、②開設日:2024(令和(6)4月1日、➂設置場所:大阪府枚方市楠葉花園112号 楠葉西学者(看護学部)(京阪「樟葉駅」駅から徒歩5分)、④設置場所定員:入学定員80名、保健師選択制10名。

 

上記のように看護学部がスタートするが、以前から川添堯彬理事長(兼学長)は、「多職種連携の将来の医療界を睨み、医療サービス人材の養成等、新たな事業展開を推進し、医療系総合大学化への歩みを図っていく」としていたが、オクネットが川添理事長に改めてコメントを求めたが98日、今後の展望を含めて得たので次にポイントを紹介する。「看護学部の認可を得て、本学として、歯学、医療保健学、看護学と3学部体制が構築できた。医療系総合大学化に向けて、本格的スタートになります。看護学を有することの意味は、本学としての今後の事業展開大きく貢献することになります。医学・医療保健学・看護学の学生が本学に一同に揃うことで、学生や教員も相互に意識・向上していくと期待しています。本学の事業展開は、従来の歯科界の発想からの脱却への挑戦です。新たな事業企画を念頭に入れていますが、一つ一つ進めていきます」と意欲を示した。

 

さらに続けて「それは、デジタル時代到来が根底にあります。一例として医療保健学口腔工学科の歯科技工士です。Cad/Camの時代を迎え口腔デジタルを駆使する“4年制大学”の卒業生になりますが、就職先も変化しています。口腔外科がある中核病院、医療関連企業、大学院などですが、歯科関連企業、大学院進学、行政など進路先の選択が広くなりました。卒業生には関係者から高い評価を得ています。歯科技工士の問題の改善に示唆あればと思っています」とした。そもそも歯科補綴学の専門家である川添理事長の背景を知ればこそ“歯科技工士”への期待は人一倍の思いを滲ませていた。最後は「本学は時代に挑戦中です。21年11月から本格的にスタートした医療イノベーション研究推進機構の存在を挙げていたが、新たなスタート切ることになった“3学部体制の大歯大”に、熱い意欲を示していた。

 

その一方で、歯科大学によれば、入学金の低額等などの改善、あるいは地域展開で知名度を高める、歯科に関係する新規事業の展開、大学名の存在感、知名度の浸透、将来の可能性を訴え学生募集に懸命に努めている大学があるのも事実。口外はされてないが歯科界の話題になっている生き残り戦略。歯系大学が置かれている厳しい環境を自覚しながら将来を見据えて必死の対策を講じている。「大学同期との雑談の中だが、母校がどう判断していくのか心配。自分たちは関係ない人間になったが、大学関係者は大変!()(X歯科大学OB)、「いろいろ噂は入ってきますが、懸命に努力している目の前の学生に教員として尽力して行くことで精一杯です」(Y歯学部講師)と心情を吐露していた。緊張感が続いているが、歯科界としては、新時代を見据えた社会にアピールする話題が続くことを、期待しているのは間違いない。