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高橋英登日歯執行部が正式にスタート
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日歯・同連盟がスタート:日歯連盟推薦議員の山田参院議員の存在感が浸透

 

高橋英登日歯執行部が正式にスタートし、日々の活動が激しくなってきているようだ。現在の社会状況を鑑み、霞が関・永田町等への組織としての要請・陳情などしていく姿があるようだ。厚労省としては、8月末までの概算要求に反映すべく、懸命な活動を展開している。この時期は、年末同様に組織推薦議員の存在感を見せる場面でもある。特に山田宏・参院議員の言動に歯科界は注目しているが、山田議員がまとめた具体的な資料作成が平易・簡潔であり読者に理解しやすいと評判である。

 

既に都歯連盟評議員会ほかでも資料を配布し説明しているが、改めて示しておく。「経済財政運営と改革の基本方針2023年~加速する新しい資本主義~」。特に「骨太の方針」は、2017年から2023年の経過・推移を明示し、その意味を説明している。なお2017年の「骨太の方針」は「口腔の健康は全身の健康にもつながりことから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む(75文字数)」から年々増加し2023年には253字数。こうして歯科保健等の重要性を“政府に理解させた証し”と暗に指摘している。

 

また、衆参厚労委員会の動き(67)も報告している。「○取扱が委員長、両筆頭に一任となっていた歯科口腔法の起草について、各党の手続きが整わなかったため行わないことを確認。さらに厚労関係の基本施策に関する件:各党の質疑時間の配分として、立憲60分、維新30分、国民15分、共産15分、有志10分。さらに、認知症基本起草の件:趣旨説明後の採決は全会一致。○614日に松沢病院(世田谷区)に理事会メンバーのみで行くことを決定」。以上のように、具体的な事項まで報告し、参院厚労委員長としての責務を果たしていると示唆していた。

 

「歯科口腔保健の推進に関する法律の一部改正する法律案」骨子を以下のように説明を記している。

【法改正の必要性】

○歯周病や高齢期のう蝕は、初期には症状が出にくく、気づかないうちに進行し、症状が出た時には重症化し、抜歯が必要となることも少なくない。

○歯周病などの歯科疾患と糖尿病などの全身疾患との関連性が指摘されている。

○歯の本数等の口腔の状態と医科医療費の関係性についても報告がある。  

「歯科疾患や全身疾患の予防等のため、必要なエビデンスをさらに収集しつつ、歯科健診を一層強力に推進する必要がある」としている。これらを受けて、「目的規定の改正」「基本理念の改正」「国民の責務の改正」「基本施策の改正」「歯科医療を受けることの勧奨等」「歯科口腔保健の推進に関する施策の効果に関する研究」「財政上の措置等の改正」「施行期日等」を列挙し、歯科口腔保健の推進に関係する・必要な改正文言を明示して、進めている現状を明らかにした。山田議員からは「通常国会では成立できなかったが、秋に想定される臨時国会で、再度、改正法案を上程して、成立を期待したい」と思いを伝えていた。

 

歯科系と目される各衆参議員の個々の立場は違うが、目指す方向は、同じであるとさ

れる。議員として活動は、すべて歯科関係とは限らないが、将来を見据えた言動がほしいのが歯科界の人間である。結果として国民の歯科保健の好ましい環境に繋がることを期待されている。都議会議員・衆院議員・杉並区長を歴任した、参院議員・山田宏は、本来は外交・防衛の専門家だが、現在は、厚労歯科族でもあり、その言動に期待を集めている。

首相動静7月1日:“台東歯科クリニック”で歯の定期健診の憶測

 

首相動静7月1日が注目された。全国紙新聞の岸田文雄首相の動向が簡潔にわかるコーナー枠記事。それによれば、『「午前」1031分、東京・雷門の「台東歯科クリニック」。歯の定期検診。1138分、公邸。』。10分足らずの首相の定期歯科健診のようだが、院長は冨山雅史氏(東歯大卒・同大学院修了)。元日歯・同連盟役員を務めた経歴がある。中学高校は岸田首相と同窓である。浅草歯科医師会、東京都歯科医師会でも要職を務めながらも、地域歯科保健でも尽力していた。

高橋英登日歯会長・太田謙司日歯連盟会長の新たなスタートには象徴的であった。裏事情を知らなければ、「台東歯科に歯科検査に行った」「下町の歯科医院が好きなのかも」の感想で終わりだが、歯科関係者等には、思いが錯綜する。その行為から様々な憶測がされてくる。組織とすれば、表裏の人脈の活用である。竹馬の友、同窓生、身内・親戚等フルに活用してくる。結果として、日歯・同連盟の“首相とのパイプ”を示唆し存在感を対内的には示したことになる。