前に応援した比嘉なつみ先生繰り上げ当選!|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

前に応援した比嘉なつみ先生繰り上げ当選!
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 葛飾区お花茶屋のコージ歯科です。自民党総裁選挙がマスコミ報道を独占し活況を呈している。現実的には自民党総裁イコール総理大臣ということで、重要だという捉え方はあるので理解はできるが、報道の在り方には疑問の声もある。一方でこの時期に看過できない歯科界に朗報が生じていた。一人の参院議員の選挙区の鞍替えが、日歯・日連盟には貴重な案件であった。915日、国会議員会館の事務所(歯科関係以外を含む秘書) から、「まだ正式でなく内々であるが、歯医者の比嘉先生繰り上げ当選だね」と情報提供。それは次の通り。

永田町的には、河村建夫元内閣官房長に挑戦する林芳正参院議員(参院選挙区山口県選出)ということで、二階派VS岸田派として捉えた記事が掲載されていた。参院選挙区(山口県)選出の林参院議員が、次期衆院選挙に山口3区に鞍替え出馬することを決断したことで新たな動きが出てきたのである。これに伴い参院山口選挙区の補欠選挙107日告示、24日投開票)が行われるが、自民党山口県連は、同党の比例13位当選の北村経夫参院議員(2回目・全国比例区当選・66歳)を比例から選挙に鞍替え擁立することを決め、新たに挑戦することになった。公職選挙法の要旨「比例区の政党名簿における最下位当選者の次の順位の候補を次点としているが、当選者が死亡したり、辞職したりして、欠員が出た場合に次点者を繰り上げ当選とする」から、前回の自民党参院比例代表は19名であったが、次点の比嘉奈津美氏(福岡歯大卒・竹下派)が繰り上げ当選の運びなる。正式には、10月の山口選挙区補欠選挙前に選挙管理委員会から正式発表があるという。

2019年7月21日に実施された参院議員選挙で、全国比例区として自民党候補は19(特定枠制度上位2名を含めて)の当選であった。その時に新たに導入された特定枠制度とは、政党が優先的に当選人となるべき候補者を当選人となるべき順位を決めて名簿に記載する制度。3位は柘植芳文候補600,189票から最下位19位当選の赤池誠章候131,727票であり、比嘉奈津美候補は114,596票の次点であった。参院選挙にあたり、3期目を目指した石井みどり議員は、党規定“70歳定年制”に抵触(特例で4候補は免除)ということで、公認を得られず立候補断念。日歯連盟も厳しい状況・判断・検討した結果、兵庫県・東京都歯科医師連盟ほかの推薦を受け自民党公認を得た高橋しんご氏を参院候補者としたが、2019年の早々一転して、諸般の事情で公認辞退して立候補を取り消し。日歯連盟として支援候補者選出は振り出しに戻った形になった。同時に、日歯連盟としても、従来のような選挙方法・活動行程を経ることができず異例の対応を余儀なくされた。「特異な状況からして無理せず参院選挙は回避」「空白は許されず選挙はすべし」などの意見を踏まえて苦悩していた。こうした中で、比嘉元衆院議員が、九州地区から推薦され比例区参院議員候補として浮上し、短期間での選挙活動に奮闘したが“次点”という結果で選挙は終えた。ついては、「今回はバタバタしたからね、残念だけど仕方ない」「比嘉先生が大変だったはず、同情します」「石井先生ならば、知名度・実績はあるので」などの意見はあった。一部には繰り上げ当選の可能性について、「不謹慎だが、健康上の理由や社会的なスキャンダルがあれば別だが」と言う程度で収められていた。

今回、正式に繰り上げ当選したら歯系議員は、山田宏、関口昌一、渡辺孝一、島村大に再度加わり5名になる(白須賀貴樹議員は衆院選挙出馬しないので除外)。歯科界は難問集積しているが、来年の診療報酬改定、ポストコロナの歯科保健医療などの分野では、ある意味で党派を越て国会議員としての活動を会員は期待している。日歯・日歯連盟としても、情報収集、対応準備は十分しておく必要はありそうだ。

【比嘉奈津美プロフィール】日本歯科医師会男女共同参画委員、沖縄県歯科医師会副会長(女性は全国で初)、沖縄県歯科医師連盟理事長など歴任。2012年に現職・玉木デニー(現沖縄県知事)を破り初当選。2014年の衆院選挙では、小選挙区では玉城に敗れるも比例九州ブロックで比例復活し再選。2016年の第3次安倍内閣第2次改造内閣で環境大臣政務官に就任。

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