2020/08/22
葛飾区お花茶屋のコージ歯科です、等医院でCAD/CAM冠前歯部制作できますもで、急ぎなら次の日に装着できますので、ご相談下さい!
CAD/CAM冠前歯部が保険導入:「1歯につき1,200点」臨床現場の反応
8月19日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)で、前歯部のCAD/CAM冠が保険導入が承認・決定された。区分C2での導入です。概要は以下の通りだが、今後、詳細について事務通知等が出されることになっている。
保険適用時期 :2020年9月1日診療分から
準用技術料 :CAD/CAM冠(1歯につき) 1,200点
歯冠補綴時色調採得検査(1枚につき) 10点
テンポラリークラウン(1歯につき) 34点
適用商品(8/19時点):カタナ アベンシアN(クラレノリタケデンタル株式会社)
適用範囲 :前歯部(1番、2番、3番)
市場規模予測(ピーク時)
予測年度:5年度
推定適用歯数:約 310,000
歯/年 予測販売金額:約 18 億円/年
2014年4月1日に先進医療から保険導入された「CAD/CAM冠」は、2016年4月1日に条件付きながら大臼歯に適応が拡大されてきた経緯があります。現在に至ってCAD/CAM冠はどの程度の歯科医院で受診できるのか興味深いところであるが、予想以上に普及しているとされている。日本デジタル歯科学会は、IT化の進展ということで、CAD/CAMの保険適用の動向には関心を集めていた。今回の導入について8月20日、歯科医師・歯科技工士の立場から次のようなコメントをいただいた。
「技術の視点からいうと、疑問もある。歯科技工士としての力量、価値、評価だと思っているので、どう判断するのか。臨床的に容認だが、歯科技工士の評価は、どこにあるのかという面がある」(東京都・歯科医師)、「前歯部ですからね。臨床的にはOKで行くかもしれないですが、歯科医師・歯科技工士がどう理解し受け入れるのか。患者の意見もありますが」(東京都・歯科医師)、「歯科技工士不足の現状からすれば、その方向性が認めざるを得ないのが、歯科技工士の技術は脇に置かれるかもしれない。IT化という潮流は間違いないのですが、CAD/CAMの進展は、新しい課題を生んでいる」(千葉県・歯科医師)、
「CAD/CAMの保険適用は、話題になるが、装置導入における経済的な背景も看過できないので、限定されるのでは」(東京都・歯科技工士)。