歯科医が材料費高で悲鳴!|お花茶屋の歯医者 コージ歯科

歯科医が材料費高で悲鳴!

週刊朝日の電話での取材が8月17日のあって、記事が載りました、金パラのプログを見たのことです。


「金パラとは」 歯科治療の際に用いられる歯科用金属材料の一種で、歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金(歯科用12%金パラジウム製品)


歯科用12%金パラ・金パラ(12%金銀パラジウム合金)とは、歯の詰め物(インレー)や、かぶせ物(クラウン)によく使われる保険適用の歯科金属の一つで、
俗称として「パラ」「金パラ」「キンパラ」「銀パラ」「12%金パラ」「歯科用パラジウム」「金パラジウム」とも呼ばれたりもしますが、正式には「歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金」となります。


金パラ製品の金属組成・成分としては、金12%、パラジウム20%、とJIS規格(JIS適合品)で定められており、銀50%前後、銅20%前後、その他インジウムなど数%が含まれています。
メーカーによって多少の成分バランス・液相点・硬度など異なりますが、金とパラジウムの含有率に関しては、どちらのメーカーでも同一規格となります。

記事は、歯の治療で、かぶせものや詰めものとして欠かせない「金パラ合金」。この素材となる金などが値上がり、街中の歯科医院から“悲鳴”があがっている。米中関係の悪化や新型コロナウイルス問題への不安感が長引けば、さらに金が注目されて高値が続きかねない。

 健康保険が適用される金パラ合金は、金12%、パラジウム20%を含んだものと規定されている。これに銀50%前後などを加えたものが、歯科治療で一般的に使われている。 「金やパラジウムなどの市場価格の動向で、歯科医の利益がプラスになったり、マイナスになったりする。とくに金パラ合金は材料費が高騰していて、利益は薄い。歯科医をやりたくなくなる」  名古屋市の篠田デンタルクリニックの篠田鉄郎院長は嘆いた。歯科産業にとって、出荷額の半分近くを占めるのが金パラ合金だ。それだけに、金相場の値上がりは深刻だ。  歯科の診療報酬は、半年ごとに改定されてきたが、今年4月からは市場価格の実勢に近づけるねらいで3カ月ごとの見直しへと縮まった。それでも金パラ合金は、診療報酬上の告示価格と市場実勢価格が大きくかけ離れているというのだ。  東京都葛飾区のコージ歯科の貝塚浩二院長によれば、金パラ合金は通常、30グラム単位で取引されている。これが足元では、診療報酬改定の告示価格6万円超に対し、市場実勢価格が安くても7万円超で消費税も上乗せされてしまう。4月には、市場価格が9万円近くに跳ね上がっていたという。 「歯科医を開業した36年前に比べ、金パラ合金の価格は10倍くらいになっています。とくにここ2~3年は大変で、使うことを減らしています。診療報酬の見直しが追いついていません。健康保険の治療対象に、価格が変わるものを使うのはおかしい」と貝塚院長。  金パラ合金の市場実勢価格が、診療報酬改定の告示価格を上回ってしまう「逆ざや」問題。全国保険医団体連合会もこれを生じさせないため、制度の抜本改善を求める談話を7月下旬に出した。連合会の担当者は話す。

「7月改定までパラジウムなどがものすごく上がっていて、長期の逆ざやとなっていました。7月改定でようやく実勢価格に追いつきましたが、歯科医には逆ざやの不安が10月改定以降もつきまとっています」  神奈川県保険医協会も「基本的には追いかけっこ。上がり続けるのであれば、追いつけないことになります。金パラ合金の問題で、歯科医の経営は苦しくなっています」(担当者)と説明する。  逆ざや問題について、厚生労働省の担当者は次のように弁明する。「ルール上は数カ月前の値を反映させます。いままでの歴史をみると、逆ざやと利ざやの時期が同じくらいあり、バランスをとってもらっています」  診療報酬の改定を半年ごとから3カ月ごとに縮めたので、その効果に関しては「ひとまず様子をみさせていただきたい」とした。  金パラ合金の逆ざや問題は、金をはじめとする貴金属価格の高騰が背景だ。田中貴金属工業のサイトによれば、1グラム当たりの金の価格は、税抜き参考小売価格(月平均)で、昨年前半は4千円台後半で推移していたが、同年8月に5千円台へ。年明け後にじわじわと上がって6月、7月と6千円台だった。そしてついに8月7日、税込み小売価格で7769円と過去最高値を更新。税抜きでも8月は7千円台となった。 「ここ数年は世界の中央銀行が買うだけでなく、年金資金でも買われています。株式の運用に比べて、金は安定しています。買うほうは安心感があり、乗り遅れてはいけないと、みなさんが買っています」  田中貴金属の加藤英一郎・貴金属リテール部長は話す。同社では、7月の金販売が1年前の約3倍に増えた。「多い日は半分くらいが新規のお客さまで、リピーターも多い」という。  金相場の長期的な値上がりは、中央銀行の金売却を制限する1999年のワシントン合意にあるとみるのは、日産証券調査部主席アナリストの菊川弘之さんだ。 「2000年以降は金相場が大きく上がりました。中国が市場に参加してきたほか、原油価格の上昇でオイルマネーも入ってきました。08年のリーマン・ショックで一時下げましたが、米国など中央銀行の金融緩和政策で、金市場にもお金が流入しました」さらに、金の市場規模が金融市場よりも小さいことも影響している。規模が小さいだけに、流れ込むマネーのインパクトはそれだけ大きくなる。  金だけではない。金パラ合金に欠かせないパラジウムも値上がりし、金よりも高い状態が起きている。自動車の排出ガス浄化の触媒などにも使われるパラジウムは、「供給が限られている」(前出の加藤さん)ことが影響しているとみられる。  銀も上昇傾向にある。金相場が上がるなか、昨年末から銀に割安感が出てきて買われるようになったという。  金相場はどうなっていくのか。投資顧問会社マーケット・ストラテジィ・インスティチュートの亀井幸一郎代表は、乱高下があったとしても値上がりが続くとみる。 「欧米の投資家が大挙して金市場に資金を投じています。新型コロナ問題もあって各国の財政支出が膨らんでおり、インフレへの警戒感が欧米の投資家にはあります」  金融緩和を続ける米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは、ここ数カ月で3兆ドル(300兆円相当)ほど膨れ上がった。世界中で通用する“安全資産”と位置づけられてきた金の市場へ資金が流れ込み、値上がりしやすくなっているというのだ。  日常生活において、金が値上がりして困っている人はそう多くはない。冒頭の歯科医のように、金相場に振り回されているケースは限定的だ。  けれども亀井さんは指摘する。 「先行きの不安や不透明感で、市場心理が金相場を押し上げている側面があります。世の中としては、金相場の上昇はいいことではありません」

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