「父を奪った日航機事故が出発点」再放送:河原氏の“警察歯科医”へ期待伝わる|お花茶屋の歯医者 コージ歯科

「父を奪った日航機事故が出発点」再放送:河原氏の“警察歯科医”へ期待伝わる
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 1985年5月15日に葛飾区お花茶屋で開業した年です、まだ29歳だった、今の場所でなく、直ぐ近くのというか今の所の裏のマンションの1階、2階の部屋が住まいでした

親が近くで他の商売してたんで、この地を選びました!懐かしいというか?の思い出です。今は警察協力医として頑張っています、先日も偶然、町会内におきた火事での検死

に立ち会いました!

1985年812日、日本航空123便のジャンボジェット機が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落、乗客乗員524人の内520人が亡くなる大事故が発生して今年で35年になる。社会・国民の間でも大きな衝撃を受けた。歌手坂本九氏が搭乗していたことが報じられたが、結果として死亡という悲しい出来事にもなった。いずれにしても日本の航空事故として忘れてはいけない惨事であった。

その時には、鹿嶋弘兵庫県歯科医師会会長、前田光俊専務理事が搭乗しており、また、本来は別便であったが、同じ兵庫県歯科医師会会員として両氏の便に変更した河原道夫氏(兵庫県豊岡市)も搭乗していたが、このことが、悲しい出来事を生むことになった。既に語り草になっている歯科医師・河原忍氏(兵庫県歯科医師会監事)は、その事故で父親である道夫氏を亡くした現実に直面し、その当時の辛い心情・厳しい状況などが、NHKラジオ深夜便(2017年)でインタビューの形式で放送されたが、88日、再放送された。

父親の死がその後自身の歯科人生の大きな分岐点にもなったと位置づけたが、同時に“警察歯科医会”の必要性を痛感し、その設立に大きく動き出し、その後の地震災害などによる身元不明の遺体確認に貢献してきた。歯科医師だからこそできる作業でありその責任を有しながら、改めて“警察歯科医会”の意義・その熱い胸の内を語っていた。

当事の遺体の確認に努めていた群馬県歯科医師会に設立されていた警察歯科医会会員からの「先生も手伝ってほしい」との声かけで一緒に、河原氏も検体作業に協力した。一人ひとりの家族・親族の気持ちを想像しながら、早く家族に合わせたい一新で作業に取り組んでいた。その気持ちは、自身の父親の遺体の確認を思う気持ちを有することで、十分理解できていた。歯科界では法歯学の第一人者の故鈴木和夫・東歯大教授(当時)からの連絡があり、親父さんと近い年代の人の頭皮があると言われ、母親と弟と3人で見に行った時の様子を次のように回想し述懐していた。「棺を開けて頭皮を見た瞬間にみんなが“親爺だ!”と言いました。毛髪鑑定をしようと言うことで鑑定依頼して間違いなかった。ただ、歯科医でありながら、歯型で親を見つけられなかったのが、一番辛かったことです」とも心情を吐露していた。

まさに家族ならではの感覚を示したものであり、感動したものであったといえる。家族はまずは遺体を、さらには本人に関係する所持品・物品を一つでも確認できることを望んでいるという。なお、当時、群馬県歯科医師会には、日本で一番早く医科・歯科が連携する警察歯科医会が組織として存在していた。その理由・背景として、河原氏は次のように説明していた。「群馬県では連続殺人死体遺棄事件とか、連合赤軍の事件などがあり、検死に対する認識があったことで、問題意識が自然と浸透していたという歴史的背景があったことが、いち早く組織として警察歯科医会組織ができたといえる」とした。

河原氏自身、警察歯科医について兵庫県歯科医師会でも、設立を要望しており、翌年1986年に設立された。それは、1995年の阪神淡路大震災でも大活躍した。村井俊郎会長(当時)は、取材インタビューで「警察歯科医会は警察からの要請もあり、遺体確認に全力を挙げています。一人でも多くの人の遺体確認をし、家族に報告できることを責務として尽力しています」と県歯としてもその任務の重要性を指摘していた。

現場の警察歯科医会として、身元の特定率の向上があったが、その方法に言及し「データベースに各医療機関が有して、もっと確認し発見しやすくなるように情報をストックしていかなければなりません。もちろん、名前、住所など個人情報の取り扱いに留意・慎重する必要が不可欠。日歯も取り組んでいるのでそのうちにできると思います」とした。小室歳信日大歯学部教授は厚労省の有識者会議でも「口腔内の環境を含めて歯牙データの整理、情報共有なども必要」と指摘していた。

現在では、47都道府県全てに警察歯科医師会が設立され、歯科が臨床以外でも貢献できるようになった。昨今では豪雨水害が頻回に起きるようになっていること、認知症に関連しての個人特定なども視野に入れておく時代になったし、河原氏の言動は、歯科医師に問題意識を広く理解・普及させたのは事実ようだ。

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