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夕刊フジコロナ関連健康特集:「歯科治療からの感染ゼロ」なども
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夕刊フジコロナ関連健康特集:小山日歯常務理事「歯科治療からの感染ゼロ」なども

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で、社会が落ち着かない状況になっている。歯科も大きな影響を受け、その対応に個々の歯科医院で懸命に行っている。しかし、東京都を始め感染者数の増加傾向が、連日マスコミ報道されている。今後についてもその展望は不透明であり、第2波、第3波への対応としての準備が必要との専門家からの指摘が出ている。こうした中で、タブロイド版・夕刊フジ特別版(健康新聞vol 16・7月14日号)は、コロナ特集を組み、医療からの対応・課題を専門家の意見・データをまじえて説明・注意を促していた。「コロナと危険な連鎖 血栓 歯周病 リモート」として歯科版も特集している。歯科からは、新型コロナウイルス感染症拡大防止・予防に関連して、花田信弘氏(鶴見大歯学部探索歯学講座教授)、片平治人氏(渋谷区・片平歯科クリニック・鶴見大歯学部卒)が、「細菌とウイルスの相違」「低下した免疫系に歯周病菌が追い打ち」「細菌の血液内新入にて菌血症を併発し重症化」などデータを示して臨床・学問的な解説することで、改めてオーラルケアの重要性を指摘していた。
特に今回は、最後に歯科医院の視点から、小山茂幸氏(日歯常務理事・山口県歯科医師連盟会長)が、この新型コロナ禍で、歯科診療の抑制が顕著になったことへの背景・正しい理解・情報を提供していた。この点を以下にクローズアップする。
日歯の調査アンケート結果では、4月において昨年の同月と患者数を比較すると、約20%の減、東京都では約35%減。外出自粛、リモート勤務の影響で都市部ほど大きく影響を受けたことは事実。“患者から飛沫を浴びる危険性の高い歯科医師・歯科衛生士のリスクが高い”と一部報道された。結果として“歯科医院は感染リスク”として、国民・患者に誤解を与えたことを含めて、“歯科診療の抑制”を誘引したことに、改めて正しい歯科医院の感染予防・評価などを取材に答える形で、要旨以下にように回答し読者に理解を求めていた。
「歯科医療現場では、新型コロナウイルスが猛威をふるう以前から、マスク、ゴーグル、アイシールド、手袋などの使用などの標準的予防策として徹底してきた。今回も非常事態宣言により、スタッフの検温実施、待合室の密集化防止のための予約調整など、より高度な感染予防策を講じる提言を行っている。安心して受診してほしい」とした。さらに、歯科医院の取り組みについても、「歯を削る器具の使用の最小限にとどめ、エアロゾルの発生抑制にも力を入れている。こうした、取り組みが功を奏して6月末の時点で、国内の歯科治療を通じた新型コロナウイルスへの感染例は“ゼロ”」と強調している。
最後には、「新型コロナウイルスに代表される感染症の入り口として、その重症化の要因として“歯と口腔”が深く関与していることがわかっていただけたと思う。衛生管理だけでは、予防をできるわけではないが、手洗い、マスク、3密回避に加えてオーラルケアを徹底することで、このリスクを下げることは事実のようだ」とまとめ、『安心して歯科医院受診を』との“中見出し”で訴えていた。
なお、特集記事の大半は、花田氏・片平氏の説明であったが、今回の新型コロナウイルス感染症に対して、個々の歯科医院で対応しているが、その院内感染予防レベルは高い。ある意味で歯科特有のものもあるが、その背景・歴史から研鑽し積み重ねてきた結果であると言える。歯科医師・患者の診療スタイルによる“歯科医院リスク”はイメージが先行したが、歯科はもともと標準予防策が施されており、結果として、医療関係者で最も感染率の低いのは“歯科医師”であったことも確認しておく必要あるようだ。

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