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コロナ禍での歯科情報の評価「歯磨きは良いようだ」
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歯科発信内容の反応:コロナ禍での歯科情報の評価「歯磨きは良いようだ」

 

6月は「歯と口の健康週間」からの歯科情報、さらには新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の継続の中で、歯科医院の防止対策の万全などの歯科医師からの記事・書籍刊行・ネット情報を含め、その回数は増している。歯科の各学会が中止・延期・形式変更での実施など、その影響は依然として継続している。歯科視点からの情報の内容・趣旨は類似しており、歯科関係者は黙過するケースも散見する。俄然注目する、或いは関心を持たざるを得ず、社会・マスコミが看過できない情報には至っていない。

食事・栄養の点から渡邉晴美氏(歯科衛生士・サイトウ歯科)と歯科監修した渡辺博氏(歯科医師・サイトウ歯科院)が「歯と食事の関係」「歯を守る“食べ方”」を説明。その正しい理解と食事方法の有効性について、「歯と食事の関係」「歯を守る“食べ方”」から解説している。また歯周病の視点からは、ガジェット通信(528日)が報道。コロナ禍でのセルフケアについての実態調査を行い、オーラルケアは「全身の健康にも影響」として報告されているが、特に歯周病治療・予防の有効性を伊藤公一・日大名誉教授がコメントしている。

さらに唾液からは、植田耕一郎・日大歯学部教授が、既報ではあるが、週刊誌・サンデー毎日(67日号)の取材で、「“唾液ストレッチ”でウイルス退治」とのタイトルでその効果を強調していた。「唾液には、円滑、溶解、洗浄、消化、保護、緩衝、抗菌といった作用があります。総合すると生体防御機能という重要な役割を担っている」と主張していた。最近では、口腔周囲筋の活用から、小島理恵歯科医師が、口腔周囲筋の強化の必要性を訴えた書籍を刊行(KADOKAWA)している。口腔機能の低下は栄養や心身機能の低下になり健康寿命にも影響を与える重要な要素と強調している。

 それぞれの論調は、新しい知見を踏まえての指摘であるが、口腔機能・健全な環境維持が重要であることの基本認識は共通している。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が社会問題になったことで、医科との比較で地味であるが口腔機能への評価がされてきている。専門的な内容を理解していないが、日々の生活で口腔機能の確保・維持には関心を有する人が増加している。国民の理解は「難しい話はわからないが、歯磨きは良いらしい。まずは、口腔内をキレイにすること」というレベルかもしれない。生活の中にある身近なことであるが故に理解しやすいとは言えそうだ。

 歯科への関心の契機になってほしいとの期待があることは事実であり、社会的には大きな扱いにはなっていないが、歯科が全身の健康に大きく関係しており、日々の生活を支えるために必要なものである。さらに広く普及・浸透していくことを踏まえ将来を見据えての評価をすべきではないか。