「疑い患者の検査拒否100例超」「歯科診療受診制限」|お花茶屋の歯医者 コージ歯科

「疑い患者の検査拒否100例超」「歯科診療受診制限」
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○北海道保険医協会が調査速報:「疑い患者の検査拒否100例超」「歯科診療受診制限」

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響が各地で明確になってきている。一般社団法人北海道保険医協会では415日、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響調査」と「新型コロナウイルス感染に関する検査(PCR検査等)及びマスク・消毒薬等に関する調査」の2つの調査を実施し、速報値としてとりまとめ公表した。今回は、48日(歯科診療所は10日)までの回答をまとめたもので、医科の全会員を対象にした「PCR検査とマスク・消毒液の充足に関する調査」、医科診療所を対象とした調査、歯科診療所を対象にした調査の3つです。結果から、「疑い患者の検査拒否100例超6割以上が“発熱患者でも制限なく診療”。さらに、未だにマスク、消毒液の供給に不安の声」が募っていることが明らかになった。公表内容要旨は以下の通り。

 

本会では、会員の医科・歯科診療所を対象に「新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響調査」と「新型コロナウイルス感染に関する検査(PCR検査等)及びマスク・消毒薬等に関する調査」の2つの調査を実施し、速報値としてとりまとめました。「感染拡大に伴う影響調査」は医科が250件(回収率24.8%)、歯科が191件(回収率13.4%)、「検査及びマスク・消毒液等に関する調査」は284件(回収率15.1%)の回答を得られました。

 

医科を対象とした調査では、「新型コロナウイルスに対する特別な対応をとっている」との回答が55.2%で、マスク、ゴーグルの使用、アルコール消毒の徹底、発熱患者の分離などの対応が主にとられていました。また、発熱患者など「外来患者に対し受診制限」を行っている診療所は34.8%ありましたが、64.0%の診療所では特に制限を設けず、感染リスクに曝されながらも通常の診療体制を継続していることが分かりました。

また、患者から感染者が出た場合、「一旦休診する」との回答は43.6%で、職員から感染者が出た場合では72.8%、院長自身が感染した場合は84.4%の結果となり、「代診を依頼して診療を続ける」はわずか8.4%となっております。仮に医療資源の少ない地域で医療従事者の感染が起こると、地域医療そのものが機能不全に陥る危険性もあります。

さらに、「外来患者数が減った」との回答は86.8%に上り、「3月は減収見込み」との回答も88.4%と経営への影響も深刻といえます。患者の受診控えも終わりが見えず、医療機関に対する経済的な支援対策も必要と考えられます。

歯科を対象とした調査でもほぼ同様の結果が得られております。予約管理、治療内容などの「受診制限」をしているのは20.4%と一部で、多くは通常体制のまま診療を行っております。ただ、「患者数が減った」との回答が73.3%で、医科同様に受診控えが起きていることが推察されます。マスクの備蓄状況は「足りていない」が63.4、消毒液も同68.6%と大変厳しい状況となっております。口腔内の治療を扱う歯科ではこうした医療衛生材料は欠くことができず、寄せられた意見からは、治療用グローブなど他の材料の不足も生じていることが分かりました。

以上であるが、医科歯科同様に、患者数の減少を回答している項目もあったが、この状態がいつまで継続するのか不明な点が懸念になっている。事実、専門家の間でも、“終息宣言”には、ある程度の時間を要するとの展望を示唆している。今回の調査結果からも、医療の確保と診療機関の経営が維持されなければ、結果として“新型コロナウイルス感染”拡大防止対策にならない。政府は閣議決定した政策を翻し、“国民一律10万円支給”を検討する方向になったとされる。現在は、医療崩壊を防止のため、医療機関の確保が政策の主眼に移行している。こうした状況・環境変化を理解する必要があるようだ。