新しい歯の教科書|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

新しい歯の教科書

書評:東医歯大最先端研究推進プロジェクト監修「新しい歯の教科書」歯周病は、口の中だけでなく全身に影響を及ぼしますし、免疫が落ちれば口内炎、形成不全で口蓋裂、さらにはがんや心の問題など、口内環境の問題は口だけにとどまりません。もはや一般的な医学の背景がないと、現代の歯科医療は成立しないといえるでしょう。 ..

 

東医歯大の歯科医学・診療の最近の情報・研究を結集した書籍「新しい歯の教科書」(池田書店:2022年発行)に注目。特に。冒頭の“はじめに”の依田哲也・同大歯学部長のメッセージに素直に納得し、読書に吸い込まれていく。まさに現在の歯科臨床現場の背景からの説明に引き込まれ直ぐに一読スタートしてしまう。「もはや一般的医学の背景がないと成立しないといえるでしょう」「特殊な技術要するため、医学から独立した歯学は必要です」「歯と口は全身の健康や生命維持にとってほかの器官に比べても、すごく重要で多彩な機能を担っており、総合的な医療の一部としての見方も必要になってきています」等。

以前の時代には、想像できない言葉・表現です。隔世の観があります。医療における医科の重要性は変わりないが、そのためにも歯科の責務が問われるようになってきていることを“医科”の立場からも理解が進められ、まさに“医科歯科連携”がクローズアップされ近年の潮流は否定できない。

 

その内容を読者に理解求めるために平易に説明・エピソード交えて編集されている。東医歯大歯学部は、日本の歯科医学の代表という自負に基づいた意識が伝わる。社会で話題の疾病やテーマについても言及しているが、可能な限り専門用語を、より身近な表現に努めている。また、歯科医師が中心になるのが歯科領域であるが、連携する専門家の解説にも湯止めている。「口腔の悩みは“国民病”と称され国民の多くの人に読んでいただきたいのが本音のようだ。う蝕、歯周病、口臭などのテーマは、関係する情報を付加して新しい展望を見据えている。依田教授の4本“歯と口の悩みコラム”には、意外な⒲台提供があり、興味深い。顎間節症「ドライマウス」「口内炎」腸内環境に言及しているが、歯周病に関しては、今は恒例となった他の疾患との関係を説明し、歯周病に罹患しない予防が必要との強調になっている。

 

【東医歯大最先端研究推進プロジェクト】東医歯大歯学部が、長寿社会の実現のために、設立した口腔科学に特化した最先端研究推プロジェクト。高齢社会におっける最先端歯科医療開発に対応しし、グローバル研究拠点として、形づくり(頭蓋顔面形態形成)、バランス(口腔免疫)、働き(口腔機能)、難病(がん)、および材料(生体再生・再建)5の点研究プロジェクトを中心に展開し、さらに社顔・教育(社会医学・人材開発・国際連携)を加え、口腔科学研究の 国際的なプランナーを目指している。メンバーは。以下の通り。依田哲也:東医歯大歯学部長、磐田隆紀:歯周病学分野教授、相田潤:健康推進歯学分野教授、田畑純:分子発生・口腔組織学准教授、島田康史:う制御愕分野教授、戸原玄:摂食嚥下リハビリテーション学分野教授、丸川恵理子:口腔再建学分野教授、隅田由香:生体補綴歯科分野准教授、豊福明:歯科心身医学分野教授、吉田直美:口腔健康教育学分野教授、金澤学:口腔デジタルプロセス学分野教授

 

本書の刊行は、東医歯大の必死の姿でもありそうだ。業界として注目されている。東医歯大・東工大の統合予定は、202410月には正式発表とされている。工学系・医療系の党豪の相乗効果に“東京科学大学”されている。そうしたナカデ、歯学部の存在感に懸念されているが、日本の歯科の代表とする位置づけにしたい意向も早期させられる、

東京医科歯科大の研究チームが監修!
歯の最新知識が一冊に!

●オーラルフレイル、サルコペニア、糖尿病……etc.口内環境は全身に影響する
●口はセキュリティ万全の免疫システム
●体幹の筋肉が衰えると飲み込む力も落ちる!?
●ストレス、噛み締め、幸福感……歯と口は心を変える!
●30~40代からのオーラルケアが健康的な人生の分岐点!
●歯周病は全身の疾患につながる
●10~70代の8割が悩む「口臭」の問題
●口腔環境を改善する! 目的別新ブラッシング術
●自浄能力、摂食・嚥下機能がアップ! 口腔力エクササイズ
●ブリッジ・入れ歯・インプラントの正しい選択って?
●入れ歯や被せ物が3Dプリンタで! 口腔医療もデジタル化が加速

歯周病は、口の中だけでなく全身に影響を及ぼしますし、
免疫が落ちれば口内炎、形成不全で口蓋裂、さらにはがんや心の問題など、
口内環境の問題は口だけにとどまりません。
もはや一般的な医学の背景がないと、
現代の歯科医療は成立しないといえるでしょう。

本書は、「全身の健康から歯を見直す」ための教科書として、
最新の研究に基づいた知識を解説しています。(はじめにより)

 

【編集後記】本書の意義を評価しながら、東工大との統合が懸念。202410月には正式に「東京科学大学」のスタートになる時期ではあるが、一抹の不安があり、それは、両大学の統合への温度差という。指摘すれば、「データサイエンスの利活用」(東医歯大)、「入院が容易になる」(東工大)。医療業界記者によれば、「」東工大と東医歯大でも、東工大の優位性は否定されない。であれば、さらに歯学部の存在感が希薄化されそうだ。