2023/10/10
大野球部事件の意味:関係者「イメージダウン」「取材拒否もニュース」と不安
東京六大学2023年秋季リーグ戦が開幕し、その中心にある明大が、3連覇を目指しスタート。他の5大学はその阻止のため“打倒明大”を目標にされたリーグ戦が予想されている。こうした中で、9月30日、ネットほか一般マスコミが、立大野球部の不祥事を報道し、一躍表面化し六大学野球連盟も困惑する形になった。同日、立大は都内で会見を行ったが要旨は次の通り。
「上級生が下級生の歯を欠けさせたり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為があったこと。明らかにし、今週の明大戦は溝口智成監督と金子明雄部長)4年生部員が神宮球場での活動を自粛することを発表。木村泰雄コーチが監督代行として指揮を執る。 会見に出席した金子部長は「報道されている事案につきまして皆様にはご心配をおかけし誠に申し訳なく思っております」と陳謝。その上で、「部長金子と監督溝口はこれまでの対応が不十分だったこと、そういう可能性があるということを重く受け止めまして、大学によるさらなる調査、事実関係が明らかになり、しかるべき判断がなされるまでの間、公式戦への出場を自粛しベンチに入らず、木村コーチが監督代行を務めることになりました。また、最高学年である4年生につきましてはこのような状況に至ったことに対して責任を感じており、大学とも協議しましたが、私ども含めてみんなで検討した結果、調査を前にして今週の対明治戦における神宮球場での活動を自粛することを判断しました」と話した。さらに大学側は、今年6月に野球部から、部員の歯が欠けたこと、未成年の喫煙があったことについて報告を受けており、事実であったということは認識しているが、経緯は調査中とした。喫煙については当時、全日本大学野球連盟に報告されており、処分相当に当たらなかったとしたが、ただ4今回の報道により、長野香広報課長は「大学としては記事を拝見して、やはりきちんとした調査が必要だという判断をしました」と調査委員会を立ち上げたことを明かした。
立大は13度のリーグ戦優勝、プロ野球選手も多数輩出している立大である。かつての、長島茂雄、杉浦忠、本屋敷錦吾。近年なら、長島一茂、矢作公一、沢田圭佑など歴史と伝統を有している大学。昭和30年時代に神宮旧球場に駆けつけ応援した歯科関係者は、「私が驚いた。立大のイメージダウンはあるね。体育会系は独特の文化があるので、これ以上のコメントはしないが(笑)」と。前某区議会議員も「内部からのリークですかね。他の大学云々はしないが、現在の時代の風潮はありますね。どの大学の体育会系を始め、全国的有名な大学はマスコミから狙われてますね」と前区議の視点からのコメント。東京六大学野球業界のイメージのダウンの裏打ちを勢いづかせることになってくる。また注意が必要なのは、取材拒否もニュースにされるということで、イメージダウンに拍車をかけることになることも念頭においておく必要があるようだ。
このニュースは他人事でなく、歯科業界でも注意を払う必要がありそうだ。そもそも一般マスコミからは、取材対象にされやすい分野で、その対応は、必ずしも賢明とは言えないのも事実。明らかなスキャンダルは当然であるが、人権、正義、公平、公正の観点から惑があれば、取材になるのは状常識。それがリーク・露見すれば、一気に一般マスコミは動き出す。表現・言葉だけでも動き出す可能性があるのが現在の社会状況である。教授の言動、学会幹部の発言、大学の秘匿情報、父母会の意見などに大学関係者はより注意を払っている。内部リークに懸念は強まり、大学教職員、学生、父母会、同窓会など神経質を尖らせている。歯科業界も情報の錯綜で落ち着かない状況が続いているが、かつて日歯代議員会の質疑応答の中で、「技工士はどうでもいいんだ!歯科医師が大事なんだ!」と日歯執行部に不満を訴えた故代議員(東京都)いた。歯科医師と歯科技工士の関係は、旧来とは激変しているはずで、歯科の将来展望の議論は、政策・研究開発だけでないようだ。
診療の質の優劣ではなく、常に研究課題に安定して対応している病院・研究センターという評価を得てその理解は浸透しているようだ。歯科からは少々疑問に思えたが、一人は「主任教授(歯科医師)には感謝しかないが私を担当した、歯科衛生士の質疑応答からこの“歯科衛生士さん”、本当に口唇口蓋裂を理解しているのかな?であれば、私に対して胸の奥で傷つく内容の会話はしないでほしかった」と本音をポロリ打ち明けていた。具体的な内容は伏せたが、疑問をもったことは事実のようだ。「歯科衛生士なら、虫歯や歯周病を丁寧に説明していますが、歯科ではマイナー分野で、歯科医師が関心が薄いのが垣間見える時があります。専門領域でなくとも患者に、その特徴から激励の言葉をかけてほしいのが患者の気持ちです」と複雑な気持ちを明らかにしていた。「患者として“医師・歯科医師”などの関者の言葉は、一生忘れないのが患者の心理であるようだ。