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2023年の統一地方選挙戦挙 23区歯科医師候補者結果
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推薦歯科医師当選2人・落選1人:都歯連盟の“候補者へのサポート”等の意見散見

 

2023年の統一地方選挙戦挙は、423日に即日投開票の結果、23区として、歯科医師候補者である、永沼克之(北区・現役)、石川義弘(台東区・現役)は当選したが、再挑戦した武田直丈(世田谷区・新人)は落選した。結果は次の通り。北区:永沼2062(36/定数40)=当選、台東区:石川1467(26/定数32)=当選、世田谷区:武田3095(58/50)=落選)。なお、前回2019年の結果は次の通りであった。北区:永沼2617(23)=当選(定数40)、台東区:石川1421(26)=当選(定数41)、世田谷区:武田3344(53)=落選(定数50)、文京区:国枝正人1115(39)=落選(定数34)。以上の結果から、永沼・武田の両候補は得票数を減らしたが、石川候補は若干増やしたが、今回の選挙は、女性・日本維新候補の躍進した選挙であったが、その影響を受けたといえそうだ。一方で、歯科医師候補者の自身の選挙区での得票数の限界を示唆したともいえそうだ。

なお、日歯会員の親族が候補者(23)として立候補した、山内章広候補(中野区・新人)、明戸真由美候補(荒川区・現役・当選4)は当選した。また、昨年に実施されたあきる野市議会選挙で吉沢雄孝が1393(10/定数21)で当選しており、今回の選挙結果から、都歯連盟推薦議員は区議2名・市議1名になる。

 

前回から4年間の間に、“新型コロナ感染症拡大対応”“生活に不可欠となったスマホ生活の浸透”“ロシアのウクライナ侵攻などで、対人場面は回避され、選挙の基本とされる方法が実践されなかった影響はあった。一方で、地域での医師・歯科医師など専門家が議会での存在に意味が出てきた。また、コロナ感染症の発生とは別に、政策として“地域包括ケアシステム”が問われており、医師・歯科医師・薬剤師・看護師などの存在が必須であり、その重要性が増したといえる。こうした背景を踏まえると、歯科界として、歯科医師の議員の落選は避けたいところであった。

 

オクネットとして、424日の石川選挙事務所の訪問を始め、2425日に電話取材の報告する。石川事務所では議員本人と30分の雑談・意見交換。「武田先生が落選と聞きガッカリ。前回落選して苦労してきたはず。だから、今回は十分対応してきたはずなので」と一言。さらに都市連盟への苦言として、「もう少し候補者か選挙事務所へのサポートができないのか。本番は、わずか一週間ですからね。事務所は意外に大変なのです。人材的・経済的に検討・工夫してほしいです」と自身の経験から候補者・事務所の負担軽減を真剣に検討しないと今後、今後、立候補する歯科医師がいなくなると懸念していた。

 

電話取材では、「武田先生は残念です。若手ということで期待していました。これはどの区でも、女性や日本維新の会の躍進が顕著でしたが、完全にその影響を受けたね」(元都歯連盟役員)、「歯科医師議員は、都内では、区議2人・市議1人ですが、候補者への支援などすべきで、もっと危機感をもつべきです」(前都歯役員)、「反省を込めて都歯連盟は国政を意識しているが区議・都議への対応をもっと考えるべきです。本当に歯科医師の区議がゼロになりますよ」(都歯連盟評議員)と厳しい意見が続いた。

 

墨田区、台東区、中央区の歯科関係以外のオクネットが関係する当選候補者の4事務所を訪問し、今回の選挙の評価を聞いた。「とにかく選挙予想ができなかった。候補者も乱立で困惑するのみ」(自民)、「予想外の上位当選に驚いています。維新に乗った当選と自覚してます。今後4年間が勝負です」(維新)、「従来の主張を訴えるしかなかったが、最後まで必死。ギリギリでしたので、この4年間が問われます」(自民)、「世代交代の選挙でしたし、女性候補者も当選する雰囲気は、マスコミ報道もあり、後半徐々に実感してきました」(自民)