島村参院議員(歯科医師)が質問|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

島村参院議員(歯科医師)が質問

東京都葛飾区お花茶屋のコージ歯科、貝塚浩二です、歯科医師で高校の後輩です、島村参院議員が質問:「特定健診・特定指導」「矯正歯科」「窓口負担」など 

 

2023年度一般会計予算案などが衆院で可決されたことで、国会審議も衆院から参院に移り、31日から参院予算委員会で予算案審議が始まった。コロナ感染問題も58日から分類上では2類から5類になることを受け、季節性インフルエンザと同じ扱いになることに伴い、都道府県に医療機関の確保などが問題になると想定されている。コロナ前の通常の医療体制にしていくとされている。島村大議員は1日、最後の質問者として、政府に課題・ポイント質問をした。以下が要旨である。

 

「“5類”移行に伴い、医療機関、保健所、施設関係者、医療プロセッショナル資格者など臨床現場での混乱が無いよう慎重な対応を求めたい」と当時から関係者の奮闘に敬意を表しながら、間違いない対応を求めていた経緯。また、「令和22月に横浜港に到着したクルーズ船“ダイヤモンド・プリンセス号“。その後の感染検証もしていただきたい」と神奈川県選出の島村議員ならでは、看過できない事態であったようだ。

 

さらに歯科健診制度に関連して言及。歯科界では以前から問題視されている歯科健診が、母子保健法による 1 6か月健診、3 歳児健康診査、学校歯科などがあるが、成人期の歯科健診については、必ずしも十分でない。健康診断、健康増進法に基づく 40506070歳の歯周疾患検診が整備されているが、成人期の歯科健康診査はほとんど行われていないのが実情である。普及が進まない理由としては、経営者側が歯科健診の実施を単にコストとしてとらえ、従業員の健康維持や労働生産性の向上、医科医療費の削減につながるメリットを感じられずにいる点も大きい。加藤信勝厚労大臣は、「令和6年度からの第4期の特定健診・特定保健指導について、見直しの議論をとりまとめましたので公表します。逐次対応しています」と答弁。

少子化対策問題に関係する矯正歯科問題にも触れた。4月からは学校検診の時期であるが、歯科検診では、矯正歯科のチエックも近年はある。「確かに学童・生徒のカリエス罹患者は減少しているが、一方で矯正問題がクローズアップされてきている。日本皆保険制度は、WHOでも評価されているが問題もある。学校検診で“歯並びに問題”があるとされ、歯科に行くと“診療は保険外”ですと。経済的負担の問題が出できます。全国どこでも医療費の患者負担は同一とは限らない。子どもは自治体ごとの医療費補助制度が適応されるため、地区によって医療費補助制度の年齢や金額が異なるケースがあるのも事実。急に進めることは難しいことは理解しているが、やはり学童・生徒の矯正治療費の現状に政府として自治体への負担補助など検討してほしいし、窓口負担の軽減は望まれる。子どもの育成・成長はその後の人生にも影響を与えます。治療すべきものは経済的に懸念なく受診できること。これも少子化対策としても意味がある」とした。

なお、医科分野でも問題になっている産科・麻酔科医師の現状にも問い質した。我国の大きな社会問題である少子化対策に関係し臨床現場から産科医不足対策などを指摘。加藤勝信厚労大臣は、「課題があったことは事実で、その後、政府としても対応して産科医不足の解消は進んでいます」と答弁したが、「解消されつつあると思いますが、フリーランスの場合も目立ち不在のケースもあり不安な状況下で出産ということもあります。その点もさらに検討して、基幹病院以外でも安心して出産できる環境整備が必要です」とした。

島村議員は、“医職住・日本一の神奈川に”を政治スローガンに掲げており、地域住民の声を聞いて政策反映に全力を上げている。