音声でカルテ入力!|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

音声でカルテ入力!

東和ハイシステム歯科DX:音声でカルテ入力「2030代の歯科医が敏感反応」だけどこれこの前の東京デンタルショーでデモしてきました、周りの音を拾うのか、電話ボックスみたいな部屋でためしましたが、中々難しいものがありますね、特にやっても無いことが取り難いかな、お店等で使用しているようなのが必要かも、トイレが2番、1番が食事とか

 

歯科界もITを活用した新製品の販売が続いているが、このほど東和ハイシステム日立製作所が、人工知能(AI)を活用して音声でカルテに入力する歯科向けのシステムを開発したと27日に発表した。具体的には歯科医師らがスマートグラスを装着し、手袋を外すことなく衛生的に電子カルテを作成できるというものであり、結果として歯科業務を大幅に効率化できるという。製品は3月上旬に発売する。今回の“音声でカルテ入力”の研究背景や今後の歯科について29日、東和ハイシステムの内田英彦システム事業部長にオクネットが尋ねた。

 

東和ハイシステム(岡山県本社:社員136)は、歯科分野で今日まで、歯科電子カルテの研究開発、視診・歯周病各種検査システム、問診システムなど業務としてきた。既に、歯科医院向けの電子カルテシステムは、全国3100の歯科医院に導入している。内田部長は「予約から決済まで一元管理できるのが特徴。今回、日立の音声認識技術や音声処理ソフトを組み合わせ、手での入力が不要となるシステムに仕上げた」と強調。歯科業界では、この音声電子カルテシステムは歯科業界では初めてだという。この音声カルテ入力についての歯科医院の反応については、「やはり、20代~30代の若年の歯科医師・歯科医院が反応に敏感です。既にIT化の生活・社会に慣れていることから、導入の意向を示す人が多いです。もちろんパソコンが苦手な年配の先生からも、再考して導入決断をされたケースもあります」とした。

 

対象は、「まずは既存の顧客でもある歯科医院ですが、徐々に普及していくことを期待しています」と述べていた。対象としての歯科病院、施設などについては、「そこはまだです。基本は地域の開業歯科医院です。それでも、分院展開している中規模の歯科医院は関心をもっていただいています。院内での効率化がありますが、分院展開する歯科医院なら、効率化が重要になってきますので関心を抱いていただいています。現在は、開業医先行ですが、浸透していくに連れて、病院も検討されてくればとは思っていますが、とにかく広く歯科医院に理解してほしいと思っています」としていた。今後の歯科についても「DXの時代が歯科にも来ています。歯科関連企業としても、歯科医院・院内イメージアップは必要だと思います。“国民皆歯科健診”の必要性・重要性から検討する旨の“骨太方針2022”もあり、患者の増加が予想されますので」と指摘していた。

 

「新たなシステムは、歯科医や歯科衛生士がスマートグラスやマイクを装着し、近くに置いたタブレット端末などを経由してホストパソコンとつないで使う。スマートグラスに映す画面で入力内容を確認しながら診療できる」という。例えば、軽度歯周病なら、それを表す“P1”など約20項目の略称リストから病名を選び、さらに“精密検査”など処置内容の選択へと進む。それぞれの項目を選んだ後、“オッケー”と発声することで、パソコン手入力のクリックやエンターキーを押すように操作する。システムは歯の部位、病名、処置、薬品など約22万の用語やコメントをカバーする。“修正”などと発声すれば誤った書き込み部分を直せるほか、過去の診療データも呼び出せるようだ。

 

コロナ感染禍において、歯科医院への感染症リスクのメージもあるが、口腔を直接触れられるため、衛生面にとりわけ敏感になっている点からも、手での入力のたびに手袋の脱着と手指消毒を繰り返す手間が省けて衛生的なうえ、机上の端末画面に縛られず患者に向き合える長所もあるという。訪問診療など医院外での音声カルテの利用も視野に入れており、歯科業務の効率化を支援していくとしている。