あなたにもできるセルフ予防歯科|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

あなたにもできるセルフ予防歯科

あなたにもできるセルフ予防歯科について

 

近年、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、虫歯や歯周病にならないようにする予防歯科が注目されています。

予防歯科という名前から、歯科医院を受診しないといけないようなイメージをお持ちになる方も多いことでしょう。

ところが、予防歯科は歯科医院での処置だけでは不十分です。

虫歯や歯周病を予防するためのカギとなるのが、ご自宅でのケア、つまりホームケアです。

今回は、虫歯や歯周病を予防するホームケアについてお話します。

 

<h2>セルフ予防歯科のポイントは2つ</h2>

ご自宅でどんなことができるのかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

セルフ予防歯科のポイントは、『生活習慣の見直し』と『セルフケア』です。

どちらも、それほど難しいことではありませんから、ご安心ください。

 

<h2>生活習慣の見直し</h2>

何気ない普段の生活習慣の中にも、セルフ予防歯科の要点がたくさんあります。

 

<h3>かみ合わせの癖をなくす</h3>

普通は意識しないことなので、皆さん気がつくことがないのですが、実は上顎と下顎の歯は、一日のほとんどの時間触れ合っていないのが、ただしい状態です。

漫画やイラストの多くは、上顎と下顎の歯が接触しているように描かれている上、唇で隠されていますから、ご存じない方が大半です。

食事のとき以外は、あたっていないものなんですね。

ところが、歯ぎしりや食いしばりなどのかみ合わせの癖のある方はそうではありません。

歯ぎしりや食いしばりをする方は、上顎と下顎の歯が接触する時間が長くなり、その結果、歯や歯を支えている歯周組織に大きな負担がかかるようになります。

この影響によって生じる現象は、歯の磨り減りや欠けだけではありません。

咬合性外傷というかみ合わせから生じる歯周病により、歯の痛みや揺れ、歯肉の腫れが生じるほか、歯の根が割れて抜歯しなくてはならなくなることもあります。

かみ合わせの癖のこまったところは、歯ぎしりや食いしばりのような強い症状だけでなく、下顎の歯で上顎の歯を触るような軽い癖でも、上記のような症状を生じることです。

かみ合わせの癖があるかどうか、日常の生活の中でチェックしてみてください。

 

<h3>メリハリをつけた食習慣</h3>

甘いものを食べると虫歯になりやすいことはご存知でしょう。

これは、虫歯の原因菌が甘いものに含まれる糖分を栄養源として活動し、歯を溶かす乳酸を作り出すからです。

もし、3度の食事以外に、お菓子などをだらだらと間食する習慣があると、お口の中で常に虫歯の原因菌は活動を続け、ずっと歯は溶かされ続けることになります。

そこで、ダラダラと食べ続けるような習慣がある方は、間食を含めた食事にメリハリをつけるようにしましょう。

なお、これはお菓子だけに限った話ではなく、ジュースやスポーツドリンクも同じですから、ご注意ください。

 

<h3>口呼吸しない</h3>

お口をぽかんと開けている方はいらっしゃいませんか。

お口をぽかんと開けている方の多くは、口で呼吸をしています。

呼吸は、本来鼻でするものであって、お口でするものではありません。

お口で呼吸をすると、唾液が蒸発して、お口が乾燥しやすくなります。

唾液には、お口の中の細菌の活動を抑える抗菌作用、お口の汚れを洗い流す洗浄作用、初期虫歯を治す再石灰化作用、お口の中のpHを中和する緩衝作用などいろいろな働きがあります。

唾液が蒸発すると、こうした働きができなくなりますから、虫歯や歯周病になりやすくなります。

口呼吸の悪影響は、それだけではありません。

お口の中で細菌が異常に繁殖したり、喉の扁桃腺の働きが悪くなったりすることで、体の免疫力が低下し、風邪にはじまり、肺炎やアレルギーなどいろいろな病気を引き起こすことが指摘されています。

口呼吸をする癖のある方は、健康のためにもくれぐれもご注意ください。

 

<h3>禁煙</h3>

タバコは、全身の健康だけでなく、お口の健康にもとても有害です。

タバコは、歯の表面に着色汚れが付着したり、口臭を生じたりする原因になるだけでなく、歯周病を悪化させます。

メラニン細胞を刺激するので、歯肉に黒っぽい色素沈着症を生じさせます。

困ったことに、これはタバコを吸う本人だけでなく、その煙を吸った周りの方にも生じます。

喫煙の習慣のある方は、禁煙を試みるようにしてください。

 

<h2>セルフケア</h2>

セルフケアは、日常の歯磨きが基本です。

 

<h3>歯磨き</h3>

歯の表面についているプラークという白いカスのような付着物のなかに、虫歯や歯周病などの原因菌が潜んでいます。

プラークを取り除くことをプラークコントロールとよびますが、プラークコントロールが重要視されるのは、このためです。

プラークコントロールの基本は、日常の歯磨きです。

虫歯や歯周病がおこりやすいのが、歯と歯の間です。

ところが、歯ブラシだけでは、歯と歯の間はきれいにできません。

歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間まできれいにするようにしてください。

歯磨きの回数は、毎食後が理想的ですが、昼食後の歯磨きが難しい方は、少なくとも朝と夕の2回はしっかりと磨くようにしましょう。

 

<h3>フッ素入りの歯磨き剤や洗口剤</h3>

フッ素は虫歯予防にとても効果的です。

フッ素の利用法はいろいろありますが、最も簡単なものが歯磨き剤です。

フッ素入りの歯磨き剤を使って歯を磨くと、それだけで歯にフッ素が作用します。

最近、1450ppmという高濃度フッ素配合タイプが販売されていますから、こちらの方がより効果的です。

ただし、6歳未満は使えませんのでご注意ください。

また、フッ素入りの洗口剤、つまりうがい薬もおすすめです。

寝る前など1日1回、もしくは1週間に1回うがいするだけで、お口全体の歯にフッ素を作用させられます。

 

<h2>まとめ</h2>

今回は、虫歯や歯周病を予防するホームケアについてご紹介しました。

予防歯科の第一歩は、日々のホームケアです。

日常の生活習慣の見直しと、セルフケアでお口の健康を守りましょう。

当院では、虫歯や歯周病の予防にも積極的に取り組んでいます。

虫歯や歯周病予防でよくわからないことがある方は、当院でぜひご相談ください。