日歯が文科大臣へ要望:「学校歯科保の充実」「関係職種との連携強化」|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

日歯が文科大臣へ要望:「学校歯科保の充実」「関係職種との連携強化」
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葛飾区お花茶屋のコージ歯科、貝塚 浩二です,日歯が制度・予算を文科大臣へ要望:「学校歯科保の充実」「関係職種との連携強化」

 

8月になれば、行政関係では、令和5年度の予算編成前の重要な行事・各省の8月末までの概算要求がある。そのため、各業界が事前に要請しておく必要がある。720日、日歯は、堀憲郎会長以下役員は、他役員が末松信介・文科大臣を訪ねて、「令和5年度制度・予算に関する要望」を提出・説明したとするプレスリリースを722日にした。特に重点的な要望事項として、①学校教育下における歯科保健教育の充実、②学校歯科健診情報の本人提供(PHR)の推進、③児童生徒のスポーツ外傷の予防を目的とした、スポーツマウスガードの普及促進、④歯学部・歯科大学における「診療参加型臨床実習」の充実を求めた。

また、最近の傾向を踏まえて次のように説明。「近年の学校歯科健診においては、う蝕のない子どもが増加する一方で、う蝕が多い子どもや、歯肉炎や歯列、顎関節、口腔機能発達不全等、多様な問題を抱える児童生徒も散見されることを指摘しました。その上で、学校歯科医と養護教諭、管理栄養士等の連携の下に、ICT(学習プログラムや専門ツール等のデジタル教材)を活用した児童生徒への歯科保健教育の充実を要請」。

今後の課題は、他職種との連携ではあ具体的には各団体間などで折衝・交渉が求めれるが、小学生・中学生に対しての政策的対応が一つ一つ問われているが、上記に付してあるが、学校歯科医と養護教諭、管理栄養士等の連携があるが、個別対応しているが、以下にこの観点を注目して触れてお。

参考までに、小学校養護教諭の現場からの声として、渡辺真亀子氏が自著「小学生のための歯のはなし」(WEVEE出版)が素直に母親向けに意見を述べている。本書冒頭に「“学級崩壊”ならぬ“口腔崩壊”という問題が深刻化しています」と指摘している。30年以上にわたる養護教諭の立場・経験から「歯は、子ども健康状態にのみならず、成育環境も映し出すものです」と“年代による心身の成長”という重要な要素があるのは事実。“小学校の歯のリアル” “いまどきのこども歯” “健康な歯の為の生活習慣” “こどもが歯磨きを好きになるために”などに区分けして説明している。母親への理を求めているが、“歯のものしりクイズ”が目を引く

「むし歯治療をしなくてはならないのは次のどれでしょう?①消防士、②宇宙飛行士、➂力士」「唾液は一日どのくらいの量が出ているでしょうか?①500ml、②1ℓ、➂1.8」「歯は、次のうちどれと同じくらいの硬さをしているでしょうか?①水晶、②鉄人、➂人間の骨」など。歯科関係者なら常識であるが、一般人である母親には新鮮に映るようで知識を得た満足感があるともいえそうだ。

最後は、歯科界というより医療界での大きなかかりつけ医・歯科医・薬剤師が問われているが、“かかりつけ”に言及している。結論として「満足できる歯科医を見つけたら、治療のほか、検診、歯磨き指導など継続してお世話になるのが理想。病院でも同様なことを言えますが、こども成長過程や治療歴など把握した専門家に任せたほうが安心であることは間違いありません」と強調している。日歯のような組織行動と臨床現場の治療には、歯科保健で苦労したり悩むことが可能な限り少なくしていくのに協力していくのが務めと理解。小児期の診療室における歯科医の発言は良くも悪くも一生残るもののようです。歯科医としての医学的診療と患者も成長発育に否応なし関係してくる小児期。

まさに学校歯科への期待と重要性は増してくる。だからこそ、学校歯科医と養護教諭、管理栄養士等の連携が問われてくる。厚労省も将来を見据えているはずである