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元気なからだは、日頃の口腔ケアから!
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口腔ケアで医療費も節約:

 

東洋経済onnlinne(75)配信は、認知症専門医・長谷川嘉哉氏(岐阜県土岐市開業)

が、口腔ケアについて医療費削減などの効果を平易に解説していた。

まずは、「週1回の口腔ケアで認知症が大きく改善」と強調して進めている。「口内環境と全身の健康状態には密接な関係があることを知っています。そのため、認知症外来のクリニック敷地内に歯科診療所を建て、基本的に患者さん全員にその歯科で受診をしてもらい、訪問診療も行うなど、長年にわたり“医科歯科連携”を進めています」と歯科診療所を併設し実践をしていることから自負が伺えた。

さらには、自身が訪問診療をするグループホームに歯科衛生士に口腔ケアを実施。その結果にも驚きながら「この1年半、誰も退所する人がいなかった。このことは、18人の入居者のうち1人も、状態が悪化することも亡くなることもなかったことを意味します。毎週の口腔ケアにやや多いのではとの指摘もあったが、さすがに多すぎませんか?と言っていたスタッフや患者の家族も口腔ケアの効果を理解したようです」と振り返る。改めて、口腔ケアをすることで、薬を使用せず、時間をかけず、認知症状を緩和・改善できることは、専門医である私にとって改めて大きな驚きでした」と吐露する。

認知症患者さんの口腔内は、想像以上に汚れているという。これに関連することだが、自身のクリニックで患者さんたちの歯数を調査。残歯の数は平均的に非常に少なく、0本の“総入れ歯”の方は25%。このような、歯や歯茎を含めた口腔内の機能低下が“認知症”に深く関連することは、さまざまな研究によってわかっています。それだけでなく、“脳卒中”“心筋梗塞”“糖尿病”“ガン”にいたるまで、人間の命にかかわるすべての疾患に影響を及ぼすことが明らかになっている」という理解をしている。「国民全員、健康診断時に歯科検診を受けましょうという“国民皆歯科健診”は、このことを踏まえ、口腔ケアをすることで全身疾患を予防し、個人の医療費も国の医療費も抑制する狙いがあります。として、口腔ケアの有意義を強調していた。

その有意義の中で注目されるのが、経済的な点を具体的数字を引用して次のように言及・報告している。「適切な口腔ケアを行うことで、なんと1人あたりの生涯医療費が1千万円以上も安くなる可能性があるのです」と指摘。

日歯からの資料を参考に説明を続けている。日本歯科医師会が、全国の40歳以上、約19000人を対象に行った調査では、残っている歯の数が20本以上ある人は、04本の人よりも、年間の医療費が平均で175900円も低いという結果が出ました。この先、日本人の寿命は延び続け、2050年には日本の100歳以上の人口が100万人を突破すると推計されています。もし100歳まで生きるとして、歯周病菌が増え始める40歳以上から100歳までに60年間分の医療費の差額を計算すると175900円×60年=10554000円となります。ちなみに、この金額を1日あたりに換算すると、175600円÷365日=約481円となります。つまり、歯を20本以上キープする歯のケアを続けるだけで、毎日約500円もの医療費を得することになるのです。

医科歯科の連携と視点から、臨床での口腔ケアの効果を訴えながら、医師・歯科医師に再認識を求めている。医科からの歯科効果を理解していることは、まさに歯科へ評価がアップされる。この点にも厚労省もさらなる評価をすべき理由になる。