国民皆歯科健診実現!|お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

国民皆歯科健診実現!

古屋国民皆歯科健診実現PT座長:提言を松野官房長官に&“骨太方針”明記へ

 

昨年6月に、自民党「国民皆歯科健診実現議連」(会長・古屋圭司、事務局長・山田宏)の設立総会が開催されたことは関係者は承知・理解している中で、その後の活動に期待を寄せていた。総会当日、議連の意義、今後の活動などが報告されていたが、その目的は以下の通り。「健康寿命の延伸に向け歯科健診の機会を拡大し“骨太の方針”にあるような“生涯を通じた歯科健診(国民皆歯科健診)の充実”と新たな法整備や政策の拡大」というもの。その後、議連を中心にした“党人生100年時代戦略本部の国民皆歯科健診実現プロジェクトチームチーム(座長=古屋衆院議員)が、立ち上げられていたが、525日、“健康寿命の延伸に向け歯科健診受診率向上の取り組みの充実・強化を求める”提言を松野一博内閣官房長官に申し入れたという。健診は、法的義務はゼロ歳児から高校までであり、その後は、各個人の任意とされている。関係者もこの点を問題視しており、対応策の議論・検討はしてきたが、生涯を通じての歯科健診の目標にはまだ遠いとされているのが現実のようだ。

そうした状況の中で、「歯科健診と疾病や健康寿命との関係、また医療費全体に与える影響などを中心に科学的・医学的根拠の確認をしたうえで設立に至ったことも強調されていたが、結果として、医療費削減につながるメリットがあることが、対外的に訴えるポイントになっている」と山田宏事務局長(参院議員)は、強調している。提言では、高齢者の誤嚥性肺炎や糖尿病等を例に「多くの疾患と口腔疾患が関連することが示されており生涯を通じた歯科健診の重要性を指摘。政府の重点政策や予算編成の方向性示す旨を“骨太の方針”への明記を要望したようだ。歯科界として新たな文言に期待を寄せてくる。

昨年の“骨太の方針”では、「全身との関連性を含む口腔の健康の重要性に係るエビデンスの国民への適切な情報提供、生涯を通じた切れ目のない歯科健診、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防にもつながる歯科医師、歯科衛生士による歯科口腔保健の充実、歯科医療専門職間、医科歯科、介護、障害福祉機関等との連携を推進し、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保、飛沫感染等の防止を含め歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組む。今後、要介護高齢者等の受診困難者の増加を視野に入れた歯科におけるICTの活用を推進する」とされていた。

上記の議連設立総会で、山田事務局長からは、具体的な内容を含めて報告された。「現状、日本人の65歳以上にかかる総医療費が全体の6割(26兆円)を占め、健康寿命の延伸と医療費の適正化が急務のなか、これまで各方面から専門家を招き、国民の健康寿命延伸と医療費削減効果のある策を検討。日本では、義務化されている歯科健診は“乳幼児歯科健診”と“学校歯科健診”のみであり、成人に対する歯科健診は普及していない」「歯周病を代表とした歯科疾患が糖尿病・認知症・早産をはじめとした数多くの全身疾患と密接に関連しており、結論として継続的な歯科健診を実施することで、国民の健康寿命を延伸し、結果的に国民医療費の適正化に資することが明らかになったと全体を総括し、“生涯を通じた歯科健診の法制化″に向けて本議連設立に至った」と自身が杉並区長時代の経験を踏まえて強調していた。

今回の提言は、山田議員が日歯連盟推薦の参院議員として活動している政治活動でもある。山田議員の政治活動で、社会でも注目される“骨太の方針”に歯科分野の課題・展望を平易にして明記するようになり、その意義には論を待たない。現在、参院厚労委員長の要職を務めて、委員長という立場から、自身が質問に立つことはないが、HPを含め対内外に歯科への理解・啓発活動に尽力している。また、政治家山田宏の基本姿勢は“政治は結果”としている。一つ一つの課題を改善・解決していくことで評価されるとしている。当然であるがそれは、歯科界を始め結果として国民に還元されると理解している。今夏の参院選挙の改選議員であり、既に選挙活動を展開している。デンタルミーティング、地区での集会・会合での挨拶等で、6年間の活動報告をして新たに理解を求めている。