歯科における次世代には必須三機器とは?|葛飾区お花茶屋の歯科・インプラント|コージ歯科

歯科における次世代には必須三機器とは?
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 葛飾区お花茶屋のコージ歯科です、歯科における次世代には必須三機器とはマイクロスコープ、口腔スキャナー、CAD/CAMです、もちろん等医院にあります、最初に導入してマイクロは9年目なので、新しいの考えています、口腔スキャナー、CAD/CAMも6年前なんで、ほとんど替えていますし、こんど口腔スキャナーの新しいのを考えています。

日本歯科医学術大会が925日に終了。残念ながら会場形式でなくWeb形式であったが、現在・将来の歯科医療を展望できたようだ。偶然ながら新型コロナウイルス感染症拡大予防対策を実施していたことで、在宅診療への対応も窺うこともできた。最新歯科機器が確実に普及し、旧歯科医院のイメージを払拭する契機になりそうだ。マイクロスコープ、CAD/CAM、口腔内スキャナーなどはその代表例であり、歯系大学は当然だが、開業医でも設置・活用されてきている。経済的コストなどの課題はありそうだが、対内外的には、イメージが一新してくる。特に対外的PRの業界雑誌、ユーザーとしての歯科医師の評価が目に付くようになっている。

乳幼児のカリエスの減少傾向の一方で、中高年年の根面カリエスの処置・対応が課題になっている。歯周病治療には基礎・臨床研究には全力を尽くしている。そこで歯科医師として追求するのが、歯内療法(歯根・歯髄等)のより精度の高い治療である。そうしたニーズに対応するのがマイクロスコープ。大学・研究所では浸透しているマイクロコープ。説明によれば、現在は、肉眼の限度を超えて確認できる対象を330倍までに拡大できるという。カリエス・根幹治療に有効性を発揮するという。かつては、歯科医師の“熟練の腕”が評価されたが、世界の潮流では“医療はエビデンスの世界”になっており、その具体的には、最新機器の開発が日進月歩である。このマイクロスコープの浸透は日本が一番と指摘されている。地域の歯科医院ではまだ限定的だが、良質な治療効果には寄与している機器であることは間違いなさそうだ。スペースや価格の課題あるが、いずれは歯科医院に設置されている可能性はあるとされている。

また、最近では、地方の歯科医院でも普及し始めている口腔スキャナー。以前から研究者・専門家での間で注目され日本に紹介されていた機器。開業医の間でも、近年では話題になってきた新機器。海外のデンタルショーなどでは、以前から展示し可能性を説明していたが、その機能・精度などの研究開発は進歩・改善されてきて、ユーザーである歯科医師の購買価格になりつつある。この口腔スキャナーのより正確な性能・機能が評価されるが、さらなる効果がある。補綴治療には不可欠な印象採得。幼児から高齢者まで、歯牙削合と違い、振動・痛みはないが一瞬不愉快・我慢するのが当然の作業。歯科医師・歯科衛生士から、口をあけられたままであるが、「暫く我慢していて下さいね。直ぐ終わりますからね」と告げられる。歯科医師・歯科衛生士は数分間、他の仕事に移動。やがて戻って、静かに恐る恐る印象トレーを剥し歯型の適否の確認。その間の不快感は消せないが「どうですか」と問う歯科医師・歯科衛生士には、「ええ、大丈夫です(薄笑)」というのがパターンになっていたが、これがなくなるようだ。

この口腔スキャナーのさらなるメリットは、歯科技工士との連携が関係してくる。補綴・充填物の作製に貢献してくるのである。ここで、設備コスト等の課題はあるが、歯科医師・歯科技工士で話題のCAD/CAMが機能する。スキャンで取得したデータを技工所に送信。俗に技工オペレーター(歯科技工士)が、操作し製作に至る過程になる。その精度も当初は、「これではダメだな、使えない」という時代から予想より早く精度が向上し臨床に普及している。現在問われている物流・感染問題も解決の方向を示せる。そのほか、インプラント治療での顎骨CT、サージカルガイドなどにも活用できる。このCAD/CAMがさらに普及すれば、「現在、大きな課題になっている歯科技工士不足問題は一部でも補える」と強調する某学会の大御所が発言している。ただし、日本歯科技工士会からは、基本認識として異論を呈している。

いずれにせよ、旧歯科イメージの払拭になる、マイクロスコープ、口腔スキャナー、CAD/CAMは、“歯科界三種の機器”と称する人がいるが、新世代を迎えるには、新たな課題も生じるのは世の常である。そこで、一考を要するのは、その技術革新により、術者・患者において有益性が確保されることが条件になるが、設備設置だけで「凄いですね、たいしたものですね」と評価を得てしまう懸念もある。十分研修・勉学を努めた歯科医師と見られてしまう。問われるのは、大前提の“最善の治療は予防”との意義の理解、診療においては歯科医師としての診療姿勢、敢えて付言すれば自分なりの診療哲学が必要かもしれない。「歯科医師同士の診療判断・方法、材料の選択などで侃々諤々の議論は遠い昔。今は、ハウツーものに侃々諤々かもしれないです()」と嘆く歯科医師もいる。

近年の新規開業・歯科医院改造の診療所・施設は様変わりである。瀟洒な喫茶店を彷彿する“歯科医院”になっている。歯科関係者からは隔世の感があるようだ。日常生活を支える・全身疾患との関係研究も続き、社会から歯科への期待は高まっていく。新機器の開発は必要だが、その浸透には、大きな意味を含んでいると同時に理解する必要がありそうだ。新規開業、中堅、ベテランの歯科医師も、時代は日々推移していることは実感しているようだ。

旧歯科イメージを払拭する最新機器:“次世代には必須三機器”とマスコミ報道