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コロナ禍での歯科コーナから近刊を含め4冊紹介
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 歯科界の書籍発刊状況(一部)68日、東京・丸善日本橋店で確認。丸善は東京駅北口にアオゾ(複合総合施設)内に丸の内本店がある。本店では、フロア面積の広大さから人手の閑散感は否定できなかった。「コロナの影響はあります。その分、自宅待機などもあることで、明確に確認してないですが、ネット購読の増加はあるのは承知しています。その一方で、来店して購読される人は間違いなくいますので、そのよう理解で対応じています」と無難な発言。

一方、日本橋店では、また違った傾向のニュアンスもあった。「ここは典型的な大手企業などのビジネス街ですが、高島屋や三越の百貨店があります。昨年の緊急事態宣の際は、本当に街中の人が激減。こうした経験をした日本橋。同時にテレワークの推進もあり、出社人口はコロナ以前からすれば減っている。平日と祝日の差は歴然としているようだ。でも書籍の好きな人は、定期的に購入して下さいます。早く収束し通常の社会生活に戻ることしかありません」と淡々と述べていた。両書店とも、出入り口の目立つ中央にはコロナコーナーを設置し、来場者に訴えていた。

 こうした書店の営業ではあったが、敢えて言えば、店の営業には影響はないと思われる歯科の書籍。タイトル、著者の確認も含め散見できるとし、日本橋店の医学分野の陳列棚から書籍を確認した。歯科という領域からして狭いながら、表紙を見せて陳列・並列してあったのが、「口腔漢方」=クインテッセンス5000:王宝禮氏(大歯大教授)、「鼻呼吸」=医歯薬出版4500:今井一彰氏(山口大医学部・みらいクリニック)、「歯周病と全身のつながり」=クインテッセンス3500円:西田亙氏(愛媛大学医学部卒・にしだわたる糖尿病内科)の3点。新刊書という扱いもあったと思われるが、目立つよう工夫されていた。

 「口腔漢方」の著者王氏は、業界でも講演、投稿、連載もしており薬理分野での評価はあるとされている。口腔疾患でよく使用する32種を説明している。歯科界での新たな治療方法として漢方の併用など強調し、歯科医師への理解をしていることは変わらない主張かもしれなくい。

続く「鼻呼吸」と「歯周病と全身のつながり」は共に著者は医師。これこそ近年の傾向でもある、医科歯科の視点からの疾患の対応について、理解を拡充を念じているのは理解される。今井氏は、明確に一般マスメディアの紹介・論議されている、鼻呼吸と口呼吸の相違を指摘しながら、口呼吸の問題もわかりやすく教えている。また自身が考案した独自の口腔体操も説明している。全国を東奔西走している異色の医師でもある。 

西田氏は、専門領域は糖尿病ではあるが、その発症・関連性に関係するとされる歯周病との関係を専門家の視点から、一般読者に平易に理解されるよう編集している。同時に、医科歯科連携という医学的効果が明確になってきたことも付記し、相互理解の普及にも大きな期待を寄せている。歯科分野からの編集は、一般読者を呼び込むのは容易ではないが、新しい傾向として必要とされる、時代を見据えた医科歯科の連携でさらなる治療が図れることには、広く知ってほしいことである。

もう一冊、気になったのが「歯科患者学」=クインテッセンス3800円:高橋英登氏(日歯連盟会長)&高見沢たか子氏(ノンフィクション作家)。棚に並んでいたが注意深く見ないと逃してしまうが、“タイトル”が、一読したくなるよう惹きつけていた。患者の意見、会話等を参考に編集したもので、それぞれ思い当たる。歯科業界の人間なら、専門家の意見には辟易している感は否定できない中で、患者や専門家の意見に作家の意見を踏まえた編集になっている。日歯連盟会長の顔でなく、本来の“学者・高橋英登”の姿を見せていた。自宅待機・自宅自粛をある意味余儀なくされるコロナ時代は、まさに読書三昧に時間を割けるとも言える。読書して明日を知ることは必要かもしれないようだ。

 

 

 

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