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歯科的視点からのコロナ渦での対応:“唾液”“口臭”などの記事&啓発

 

1月の第4週から日刊スポーツで「コロナ社会を生きる」で、歯科的視点で、歯科・口腔ケアなどの重要性を指摘・強調した記事が掲載されている。コロナ禍での医療的対応が日々、情報発信されているが、今回の記事は、歯科業界では以前から指摘してきた内容である。毎回のことで、マンネリ感はなくはないが、“繰り返し主張することが責務”と理解する必要があるようだ。歯科医師でも大学・研究者、開業医、企業勤務などの立場の相違はあるが、口腔機能や口腔衛生管理が必要という認識は共通している。今回の記事を要約すると以下の通りになる。

新型コロナウイルス感染症による肺炎について、それは、歯周病との関連の可能性があるとことを前提にして、誤嚥性肺炎の防止について口腔ケアは重要だとしている。さらには全身疾患との関係について、歯科では議論が深まっている。栗原丈徳氏(歯科医師・栗原ヘルスケア研究所)は、「一般的には、腸内細菌が注目されているが、口腔内にも腸内に負けないほどの細菌います。口腔内が清潔でないと歯周病原菌など悪い細菌が増加して、全身の健康に悪影響を及ぼす」と強調している。さらに「加齢に伴い唾液が少なくなり歯周病菌が増殖してくる。唾液は、口腔内の自浄作用や抗菌作用など様々な重要な役割を果たしている」として唾液の機能を活かして肺炎を防ぐべきとしている

その一方で、“マスク着用”の時代における、マスク絡みの“口臭”にも言及している。ここでも、栗原氏が歯周病と口臭の関連を説明している。口臭の原因の一つに歯周病があると指摘しながら、口臭消失について述べている。「洗口剤やミントタブレットなどで口臭を消そうとしても、歯周病を放置していれば、口腔は再び発生する。マウス着用で口周りの筋肉低下や口呼吸でドライマウスになれば、さらに口臭は悪化してくる」と指摘。「改めて、定期的な歯科でのメンテナンスや正しいブラッシング法の習得、鼻呼吸をすることを意識してほしい」と求めていた。

関連して医療ジャーナリストの安藤純子氏からは、口周りの問題として、「コロナ禍で自粛により、話すこと、笑うこと、歌うことの機会が減少し、唾液腺への刺激が減少し、結果として唾液の分泌量の低下を招いている」と口腔周囲筋力の低下を招く環境が継続する中で、食事をする際の咀嚼の低下にも関係するが、改めて意識して口を鍛えるべきです」と指摘している。本来は、摂食嚥下の衰えの予防体操である“パタカラ”であるが、これで舌の運動を効率的に鍛えることができる。歯科診療所でも、実践している歯科医院があることも事実であり、徐々にその理解が普及しているという。「こうした舌の運動で、唾液の量を十分に保ち、歯磨きなどの口腔ケアを行うことは全身の健康に役立つものです」と強調していた。

以上の主張・指摘は、歯科界・歯科口腔衛生の中では、常識化されている対応である。また、新しい情報を得るたびに、歯科の専門家が学会・会合・雑誌などで報告をしている。医師や感染症分野の専門家からも、この論点に理解・期待する人も出てきている。歯科は直接、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関係することは難しい中で、院内感染予防に全力を挙げている。歯科専門分野として可能なことを着実に実施していくことが課せられ責務でもある。歯科に関するマスコミ報道への評価は、その言葉、表現、ニッアンスよるが、日々緊張感を有して診療に臨んでいるのが現実といえる。最近は、経済雑誌、女性週刊誌、健康専門雑誌などでの記事が目立つようになっているが、留意しておく必要はあるようだ。

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